災害に強い街づくりSDGs 11

• 土地選びの際にハザードマップを確認する

  まず家を建てる土地について、ハザードマップを使って災害リスクを確認しましょう。

• 床上浸水を防ぐ家づくり

  先ほども説明しましたが、床上浸水とは、文字通り床より上に浸水することを言います。床上浸水の有無によって被害の度合いは大きく異なると言われています。 床上浸水を防ぐには、水が家に入ってこないよう物理的に対策を施すことが大切です。ポイントは以下の4つです。

  

  • 敷地全体に盛り土を行い、家の地盤を高くする
  • ピロティ構造など、床の位置を高くする
  • 敷地の周りを防水性の塀などで囲む
  • 建物自体を防水性のある建材などで囲む

  このように、建物に水が浸入しないよう家づくりの段階で対策を考えておくことで、被害を最小限に抑えることができる可能性が高まります。実際にオーストラリアへ行った際、ほとんどの家が高床式となっていました。そのため、豪雨災害や洪水が起こっても家への被害があまりないのだと感じました。

  

• コンセントを高い場所に設置する
• エアコン室外機や給湯器等を想定水位より高いところに設置する
• 水回り設備の導入をする

など、万が一浸水した場合でも被害を抑えることができます。他にも水密性に優れた窓を使用したり、防水の屋根、深い軒などを取り入れた家づくりが進んでいるそうです。

豪雨災害の多発の原因の一つとして、地球温暖化による気候変動が挙げられます。街づくりをするにあたり、環境への配慮も欠かせません。

• 3R
• 省エネ活動
• 再生可能エネルギーの使用
• 車の排気ガスを減らすためにエコカーを使う
• 冷暖房による排気ガスやエネルギー消費を抑えた機器・建物・家を使う・に住む
• 太陽光、風力発電
• ごみ、廃棄ロスの削減

など、資源を循環させながらCO2の排出を抑えた低炭素化を目指したまちづくりが必要です。