どうやってネットワークを構築しているか?
そもそも「ネットワーク」っていったい何なの?
そうだね、まずはネットワークとは何かについての説明だ。だけど、ネットワークに関する説明は概念的な部分が多いんだ。だから最初は基本となる考え方を説明するよ。詳しくは、細かい要素の説明を終わらせてから再度解説しよう。
ネットワークの構築には、3つの要素が必要となる。
①コンピュータ...パソコン、スマホなどの様々なデータの演算、処理を行う機器
②
伝送媒体...ケーブルや無線電波などのコンピュータを別の機器と接続するのに必要な導線の役割をするもの。
③
ネットワーク機器...ハブ、ルータ、モデム・ONUなどの様々なデータを送るために必要となる機器。コンピュータ内のデジタルデータを電気信号へ変える機能などが含まれる。
ネットワークの軸はこの3つなんですね。 けどコンピュータ、伝送媒体はわかりますけど、ネットワーク機器に関しては例を見てもあまりイメージが掴めないです。
ルータとかハブってそれぞれどう違うの?
ネットワーク機器は通信において重要な役割を持つからね。その中の、モデム・ONU、ルータ、ハブ、無線アクセスポイントの5つを説明しよう。
探Q
海底ケーブルとは?
海底ケーブルの参考はこちら
現在の多くの国際的な通信は衛星通信や海底ケーブルなどが使われているが、そのうちの一体何パーセントが海底ケーブルによって行われているかを知っているだろうか?今日、5Gやスマホと衛星での通信が注目されている中、私たちの日常的な通信は約99%が海底ケーブルによる有線で行われている。ここでは海底ケーブルについてより詳しく見ていこう。
海底ケーブルとは?
海底ケーブルとは文字通り、国際通信のために海底に敷設されているケーブルのことだ。海底ケーブルの歴史は古く、1800年代から国際通信に使われており、技術と共に姿を変え今もなお私たちの通信を支えている。2022年時点では世界に400本を超える数のケーブルが設置されており、今もなお数を増やしている。
引用画像:Submarine Cable Map
通信の仕組み
海底ケーブルは陸揚局から陸揚局を複数の中継器を経由しながら繋げている。ここでの通信は、まず、基地局などからバックホールとも呼ばれる陸上ケーブルを介して陸揚局に通信が行われ、それが海底ケーブルの光ファイバーに送り込まれる。その後、光は50km間隔で設置されている中継器によって増幅されながら反対側の陸揚げ局に送られる。また、海底ケーブルは大平洋間のような長距離の通信の場合、リスクの低下のためにも、複数の陸揚げ局を通じて通信が行われることが多い。
ネットワークの構築に必要な3つの要素のうち、次の記号から適当ではないものを選びなさい。
- ①「ネットワーク」は広義的にはヒトとモノをつなぎ情報・資産を共有している状態を指す。
- ②一般的に「ネットワーク」と呼ばれているものは「情報通信ネットワーク」を指している。