雑学11 - ネット上のフリー素材は著作権を放棄しているの? -
結論から言うとフリー素材であっても、それは【思想や感情を創造的に表現したもの】であるため、著作物に該当します。したがって、フリー素材は「無料だから、自由に何にでも使って良い」というわけではありません。また、フリー素材というのは「著作権フリー」や「ロイヤリティフリー」という意味で呼ばれることもあります。
著作権フリーとは名前の通り著作権がないものです。そのため、利用した場合でも、著作権侵害とはなりません。著作物が著作権フリーになるのは、著作者の死後70年間が経過した場合や、著作者が著作権を放棄した場合などがあります。著作権の放棄は本人の意思でいつでも行うことができ、著作権フリーの代表例として「Wikipedia(ウィキペディア)」などがあります。
ロイヤリティフリーの、「ロイヤリティ」は使うたびに権利者に支払う使用料を意味し、それが「フリー(無料)」であることを指します。つまり、ロイヤリティフリーの素材や作品は、一度使用料を払えば、使うたびに追加の使用料を支払うことなく、何度でも利用できるということです。ただし、ある条件以上で追加料金が発生する場合もあるそうです。
フリー素材を使用するときには「利用規約」を見ておく必要があります。利用規約には、「料金が発生するか」「画像の改変が可能かどうか」「使用の許可を取る必要があるかどうか」「商用利用が可能かどうか」「クレジット表記やリンク表記が必要か」などをよく見る必要があります。