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セイヨウオオマルハナバチBombus terrestris

分類

目: ハチ目
科:  ミツバチ科
属: マルハナバチ属


原産地

ヨーロッパ


日本国内での分布

定着しているのは北海道のみ。道内では広く分布する。他のいくつかの県でも、野外での発見・営巣の記録がある。


生息環境

ネズミなどの古い巣穴を利用して地中で営巣・繁殖する。主に15℃~25℃の範囲で活動する。長時間32度以上の環境にさらされた場合、花粉で作られた巣が溶け出してしまう。


形態の特徴

体長10~20mmのハナバチ。全身に毛を持ち、頭部は黒、胸部は黒・黄色・黒の横縞模様、腹部は黒・黄色・黒・白の横縞模様。この模様は、女王、働きバチ、雄バチでほぼ同じ。在来種ノサップマルハナバチの働きバチには、腹部後端が白い変異個体がおり、本種と似る。


生態の特徴

吸蜜きゅうみつ盗蜜とうみつを頻繁に行う。


日本に入ってきた経緯

温室栽培農業の受粉を目的として輸入されたが、温室より逃出したものが定着。


日本に与える悪影響

交雑による在来種の不妊化に伴う繁殖阻害。利用植物の40~70%が在来のマルハナバチ属と競合する。飼育下において、在来種の女王を刺殺して巣の乗っ取りを行う例が確認されている。盗蜜による植物の種子生産の失敗。寄生虫の持ち込み。


阻止するための対策

これまで本種の駆除に成功した例は海外ではない。国内では使用にあたってハウスにネットを展張すること、および使用済みの巣箱を適正に処分することによって逃亡防止が図られている。