日本の天気のひみつ天気予報のひみつ天気のトリビア
天気図に挑戦観察しよう予報にチャレンジ
ディスカッション
復習クイズ天気記号クイズ天気図クイズ
サイトマップサイトプロフィール利用引用情報E-mail
ホーム>>天気のひみつ
  • 晴れ
  • 雨
  • 雪
「くもり」の天気記号

 一般的に雲が多いと「くもり」と言うときが多いですが、厳密に言うと「空全体に対して雲の割合が9割以上」の状態を指します。さらにくもりの中でも4種類に分けられており、「薄くもり」「くもり」「本くもり」「高くもり」と呼びます。
 雲ができるには、まず地面の温度が高く、水が蒸発していく必要があります。それから上昇気流によって上へ上へといくにつれて空気の温度が下がり、水滴や氷の結晶となり雲の形ができあがるのです。そのため、夏や熱帯の方などは蒸発する水分の量が増えることで、雲が発達しやすくなります。

 くもることで困ることは特にありませんが、夏の日差しが強いときなどは日差しよけとして重宝されます。他にも雲で今後の天気が予測できるということもあり、すぐに天気予報を見れないときや、局地的な天気を予測しようとした時にはとても役立ちます。
 気象的な流れとしては、水分が地球を循環する時に蒸発→雲→雨・雪という順番をたどるので、雲がないということは雨が降ることもなくなるということになります。

 雲のでき方と似たような過程でできるのが「台風」です。正式には「熱帯低気圧」といって、雲が発達していく中で上昇気流が強まることで発生します。台風は水温が27度以上ないとほぼ発生することが無いので、冬に発生するということはほとんどありません。主な発生時期は3月~12月ごろです。そのうち7月~11月は発生のピークと言われ、日本に上陸するのもこの時期が多いです。

雨雲は何故黒い?
 雲にはもともと色が存在しません。雲の水滴が太陽光線を反射することによって白く見えます。遠くにある雨雲を見たときは白く見えますが、このとき真下にいる人にはこの雲は黒く見えています。理由は、厚い雲があると太陽光線をあまり反射できないため、光をさえぎっているからです。それによって、影になった雲は黒く見えます。
台風は地域ごとに呼び方が違う
 くもりとは関係ないことですが、異常気象のところで台風について触れたので、ここで少し雑学を。台風には様々な呼び名があります。日本では「台風」といいますが、世界の基準では最大風速64ノット以上のものを「タイフーン」といいます。国によっても呼び名が変わり、大西洋北部・大西洋北東部・太平洋北中部では「ハリケーン」と呼び、インド洋北部・インド洋南部・太平洋南部では「サイクロン」 と呼びます。
くもができるにはゴミが必要!?
  水滴が出来るためには、空気中に散漫している小さなホコリやちりが核となることが必要です。つまり雨や雪の一粒ひとつぶには、ゴミが入っているということになります。だから「雪は食べちゃいけない」「雨はそのまま飲まないで」とよく言われるのです。