結婚へのハードル
仕事と育児の両立
待機児童の解消
マタハラを考える
イクメンのすすめ
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ここでは「イクメンのすすめ」について説明します。
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これまでのページは女性にスポットを当ててきましたが、このページでは男性にスポットを当ててみたいと思います!
女性の社会進出にはもちろん女性のための法律や政策も大事ですが、何より子育てをする場合には夫の協力が必要不可欠です。
君たちは”
イクメン
”という言葉を聞いたことはありますか?
ああ!テレビでも話題になっていたな。
そうですね。では、イクメンとはどんなものなのでしょうか?これから学んでいきましょう!
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イクメンについて考えよう
イクメン
とは、育児を積極的に率先して行う男性、育児を楽しんで行う男性のことです。単に育児中というだけでなく、育児休暇をとるなど積極的に子育てを楽しみ、自らも成長する男性を指します。
また、育児に積極的に参加できていなくても、将来的にそうありたいと願う男性も含まれます。
2010年にはユーキャン新語・流行語大賞で、トップテンとなったほど認知度は高くなっています。
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私は赤ちゃんの頃にいつも父にお風呂に入れてもらっていたようで、その写真が残っています。仕事が忙しい父なのに、学校の行事にはいつも参加してくれました。仕事より私のことを優先してくれた父に感謝しています。
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私の父はたまに料理を作ってくれます。母が忙しい時や、具合の悪い時には洗濯などの家事もします。私と姉ももちろん手伝います。
女性が働きやすい環境が整って、日本の経済成長にも繋がることから、政府や様々な企業がイクメンを勧めています。
ではどうのようにイクメンを支援しているのか、
いくつか紹介しましょう。
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イクメン推進プロジェクト
厚生労働省雇用均等・児童家庭局の委託事業として行われる事業です。イクメンとイクメンサポーターのプロジェクト参加を推進していきます。
男性が育児にもっと参加できる環境作りを、家族、企業、地域、社会全体で推進していきます
。
日本記念日協会から認定されている、 毎年10月19日、10(トウサン)・19(イクジ)=“イクメンの日”に合わせ、今年1番のイクメンを表彰するというイベントです。
ママを子育てから解放し、ママの幸せを考えてゆくイクメンを増やしていく
と同時に、「
さ
んきゅーパパプロジェクト
(男性の育児休暇推進運動)」にも協力しています。
さんきゅーパパプロジェクトとは?
改正育児介護休業法でパパだけに認められた産後8週間の育児休業を「パパ産休」と名付け、この期間に育休を取得する男性(さんきゅーパパ)を増やすことで
父親の育児参画を促し、子育て家庭における夫婦の調和、親子の絆を確かなものとする取り組みです。
企業、国、自治体等におけるワークライフバランスや次世代育成の取組みを推進することを目的とした、NPO法人ファザーリング・ジャパンが実施する社会変革プロジェクトです。
これでイクメンも増えて、働くお母さんも楽になるといいですね!
そうですね!
しかし厚生労働省によると、男性の育児休業取得率は平成25年に
2.03%
と低いレベルです。政府は男性の育児休業取得率を平成29年度までに
10%
という目標を設定し、それに向けての取組を進めています。
共働きをする夫婦が増えている中で、
父親と母親が子育てをしながら働ける社会の実現を目指すこと
は大切なことだと思うな。
そうですね。また女性への負担が減ることで、子供を産むことを諦める女性も減らすことが出来るでしょう。イクメンを推進することは、少子化対策にも繋がるんですよ。
なるほど!そのように繋がっていくんだね!
女性の仕事と子育ての両立の負担を減らし、安心して職場復帰できるようにすることが重要なんです。
そして、男性が子育てに参加する最初のきっかけとするため、国は
男性の育児休暇の取得を促進しています
。
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パパも育児休業をしてみませんか?
パパが育児休暇を取得するとき、タイミングや期間、それぞれの家庭の事情や会社の制度などを考えると様々なパターンがあります。
妻の出産直後や職場復帰の特に大変な時期に育児休暇を取得
ママの出産後8週間以内の期間内にパパが育児休暇を取得した場合には、特別な事情がなくても、再度の取得が可能です!
➡ママにとって出産直後・出産直後の職場復帰は大変。そんな時、育児という負担を夫が担ってくれるととても安心ですね!
パパとママと交代で育児休暇を取得
ママだけでなく、パパも育児休暇を取得する場合、休業取得可能期間が 2ヶ月延びます!(パパ・ママ育休プラス) (※)育児休業期間の上限は父の場合は、1年間、母の場合は、出生日、 産後休業期間と育児休業期間をあわせて1年間。
➡パパとママ合わせて最大限の育休期間をとることで子育てに余裕ができます。
ママが専業主婦でも育児休暇を取得して、出産後のママをサポート
ママが専業主婦の場合や、育児休業中である場合にもパパは、育児休業や、育児のための短時間勤務制度を利用することができます!
➡パパも子育てに積極的に参加することでママの負担も軽くなります。妻が専業主婦だから、と妻に子育てを丸投げにしてはいけないと思います。
育児のための短時間勤務制度で、パパもママも仕事をしながら育児
会社は、3歳までの子を養育する労働者が希望すれば、利用することのできる原則1日6時間の短時間勤務制度を適用しなければなりません。(1日の所定労働時間が6時間以下である等一定の労働者は除外されます。)
➡両親が共働きでも、夕方、暗くなる前にママとパパと一緒だと子供も安心ですね。
このように女性が社会に進出してきている今、今までとは逆に、男性は家庭を考えることが必要になってくると思います。家事や子育てはお互いに忙しくない方が積極的にするという気持ちが大切です。そのためにも会社側が男性の育休制度を理解することが女性の社会進出を後押しすると思います。
イクメンが女性の社会進出や少子化問題に繋がるとは知りませんでした!
「イクメン」という言葉が、ただ流行りの一部として時代とともに過ぎるのではなく、興味を持って自分で深い意味まで調べてみる探求心を持つことが、中学生の自分にも社会のために出来ることだと思いました。
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では、このテーマのおさらいをしましょう!女性の社会進出を進め日本の発展を目指すにはどうすればいいのか、だんだんと鍵が見えてきましたか?
このページの内容を復習してみよう!
①女性が仕事と育児を両立させるために、政府は具体的にどのような対策を行っているかを理解した。
チェック
②マタニティハラスメントの実態を知った。
チェック
③イクメンが増えることで、日本にどのような影響を与えるのかを理解した。
チェック
これで4つ目か、あともう一息だね!
これで鍵はあと1つです!
最後のページ、張り切っていきましょう!!
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次は「私たちのすべきこと」について説明します。扉をクリック!
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