棒銀講座 相掛かり戦矢倉戦@矢倉戦A
攻めのコツ 継ぎ歩・垂れ歩叩きの歩両取り合駒@合駒A
攻めの種類 相掛かり戦横歩取り戦縦歩取り戦矢倉戦
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両取り

両取りとは敵の駒2枚、またはそれ以上の駒が取れる状態にあることで、
相手は取られないためには取られそうな駒を逃げることになりますが
一度に二つの駒を動かすわけにはいかないので必ず一つは取ることが出来ます。
このような状態に持っていく手を両取りを掛けるといいます。


桂馬の両取り

左上の図
どちらかの金を取ることが出来ます。 このような形を桂馬の褌(ふんどし)といいます。
右上の図
玉が逃げれば金が取れ、□2三銀と桂を取ると■同桂不成りと指せばもう一度両取りが掛かります。このような桂馬を2枚つなげた形をつなぎの桂、または継ぎ桂といいます。
下図
角と桂のコンビネーションで両取りになっています。最も嬉しい形王手飛車です。

香車の両取り

左図
飛車か金どちらかが取れます。
このような形を香車の田楽刺しといいます。
中図
■7三角成(または■3三角成)と指すと飛車取りと同時に香車が玉に当たっています。この形を空き王手といいます。
右図
角の天敵は香車です。合い駒が利かないので
どちらかが取れます。

両取り失敗例

左上図
王手飛車!と喜んだら□7二飛で失敗。
もし歩があればそこで■7三歩で飛車が取れます。

右下図

一見両取りが決まったかのようですが
□4七角成りとされると□1四の金に
角のひもが付いて失敗です。

 ここで紹介した以外にも両取りはたくさんあります。興味がある方は調べてみてください。