棒銀講座 | 相掛かり戦>矢倉戦@>矢倉戦A |
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攻めの種類 | 相掛かり戦>横歩取り戦>縦歩取り戦>矢倉戦 |
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攻めにはとても数え切れないほどの種類があります。
その中で、もっとも基本的で有名な9つの攻めを
相居飛車・振り飛車戦あわせて紹介します。
ぜひバラエティーのある攻めをするための参考にしてください。
相居飛車戦
相掛かり戦 ここでは、相掛かり戦の基本として先手後手とも飛車先の歩を伸ばす戦形を説明します。この基本図の後は■7八金→□3二金がもっとも基本的な指し方です。 図 先手持駒 なし 後手持駒 なし 横歩取り戦 相掛かり戦は飛車先を伸ばす形でしたが横歩取り戦は、先手後手ともに角道を空けあって戦います。基本図以降もっとも多く指されているのが■3四飛→□4一玉で、これが「横歩取り戦法」です。 図 先手持駒 歩 後手持駒 なし 縦歩取り戦 飛車先の歩交換から■3六飛と寄って縦筋から3四の歩を狙うのが縦歩取り戦です。ここでは基本盤面までの手順を紹介します。 図1 先手持駒 なし 後手持駒 なし 図2 先手持駒 歩 後手持駒 なし 矢倉戦 矢倉戦は、現在プロでもっとも多く指されている戦形です。それだけに変化が多く、難しいのですがここでは基本的な駒組を紹介します。矢倉戦ではまず後手に飛車先の歩を切らせてはいけません。ですから銀をできるだけ早く進めて行きます。 図1 先手持駒 なし 後手持駒 なし 図2 先手持駒 なし 後手持駒 なし 腰掛け銀戦 5筋の歩の上に銀が腰掛けるように見えるために名づけられた戦形です。この形は玉が弱いので玉形に気を配り、金の位置を毎回気にすることが重要です。 図 先手持駒 歩 後手持駒 なし |
相掛かり戦 ■2六歩→□8四歩 ■2五歩→□8五歩 (図を見る) 横歩取り戦 ■7六歩→□3四歩 ■2六歩→□8四歩 ■2五歩→□8五歩 ■7八金→□3二金 ■2四歩→□同歩 ■同飛→□2三歩 (図を見る) 縦歩取り戦 ■2六歩→□8四歩 ■2五歩→□8五歩 ■9六歩→□3二金 (図1ここまで) ■2四歩→□同歩 ■同飛→□2三歩 ■2六飛→□9四歩 ■7八金→□6二銀 ■3八銀→□3四歩 ■3六飛 (2図ここまで) (1図・2図を見る) 矢倉戦 ■7六歩→□8四歩 ■6八銀→□3四歩 ■7七銀 (1図ここまで) □6二銀→■2六歩 □4二銀→■4八銀 □3二金→■7八金 □5四歩 (2図ここまで) (1図・2図を見る) 腰掛け銀戦 ■2六歩→□8四歩 ■2五歩→□8五歩 ■9六歩 →□3二金 ■2四歩→□同歩 ■同飛→□2三歩 ■2六飛→□9四歩 ■7八金→□6二銀 ■1六歩→□1四歩 ■3八銀→□6四歩 ■7六歩→□8六歩 ■同歩→□同飛 ■8七歩→□8四飛 ■4六歩→□3四歩 ■4七銀→□6三銀 ■5六銀→□5四銀 (図を見る) |
中飛車戦 振り飛車戦は、飛車を横に振るところから名づけられ、居飛車対振り飛車の戦いは歴史じょうもっとも古い戦形です。一口に振り飛車といってもいろいろあり、ここでは中飛車を紹介します。また、中飛車の序盤は角に対して弱点があるのでそこに気をつけてください。 図 先手持駒 なし 後手持駒 なし 四間飛車戦 四間飛車は振り飛車の代表格といわれています。それは、この戦法の攻守のバランスが他に対して優れているからだと思われます。四間飛車といっても4筋に振るのではなく左から4筋目に飛車を振ります。 図 先手持駒 なし 後手持駒 なし 三間飛車戦 三間飛車戦にはいろいろ種類がありますが、ここでは盲人棋客・石田検校が草案し、それを鬼才升田幸三名人が改良した「升田式石田」を紹介します。角交換を拒むのが振り飛車の常識ですが、この戦法だけは例外です。 図1 先手持駒 なし 後手持駒 なし 図2 先手持駒 なし 後手持駒 なし 向い飛車戦 振り飛車は、相手の攻めを待ちその攻めの隙をぬって反撃するところに基本姿勢がありますが、向い飛車は一般に攻める振り飛車といわれています。この戦法は自らが動いて優位を築くという戦法なのです。2図の■8八飛が「向い飛車」と呼ばれるものです。 図1 先手持駒 なし 後手持駒 なし 図2 先手持駒 なし 後手持駒 なし |
中飛車戦 ■7六歩→□8四歩 ■5六歩→□5四歩 ■6八銀→□6二銀 ■5八飛 (図を見る) 四間飛車戦 ■7六歩→□8四歩 ■7八銀→□3四歩 ■6六歩→□6二銀 ■6八飛 (図を見る) 三間飛車戦 ■7六歩→□3四歩 ■7五歩→□8四歩 ■7八飛 (ここまでで1図) □8五歩→■4八玉 □6二銀 (ここまでで2図) (図1・図2を見る) 向い飛車戦 ■7六歩→□8四歩 ■5六歩→□8五歩 ■7七角 (ここまでで1図) □5四歩→■8八飛 (ここまでで2図) (図1・図2を見る) |