気象
雲のこと

雲地球の大気は上空へ行くほど薄くなり、気圧も低くなってゆく。空気が暖められて上昇すると、上空の気圧が低いため膨張する。
空気は膨張すると温度が下がる。このことは気体の状態方程式からも分かる。
P気圧、V体積、m質量、R気体定数、T温度、気体の状態方程式PV=mRT

空気の膨張について詳しい説明はこちらへ

また、対流圏では右下図にあるように上空へ行くほど気温が低くなる。そのため上空へ上がった空気塊は周りの空気で冷やされる
このように、空気の膨張と上空の空気が冷たいことにより、下から上昇した空気は冷えて空気中の水蒸気は凝結して雲が出来る。このときに水蒸気を吸着する核になる砂粒や海の塩などがあると、より一層雲粒が出来やすくなる。

地球で雲が出来たり、大気の大規模な対流が起こるのは地上から十数q上空までの対流圏に限られている。その上の成層圏では、ほとんど対流が起こらない。そのため対流圏で発達した巨大な積乱雲も対流圏と成層圏の境目(対流圏圏界面)以上には成長しない。

図は地球の大気圏の模式図である。オゾン量は成層圏にそのピークがあり、オゾン層を形成している。オゾン層は人体に有害な太陽からの紫外線を吸収している。

近年、人間の活動で生み出されたフロンなどの物質がオゾン層を破壊して問題になっている。
南極昭和基地でのオゾン層観測結果は次のReferencesにあります。

雲の種類を知りたい時はこちらへ  

高度が高いところにある雲には、多くの光が当たり白い色に見えます。
高度が低いところにある雲には、光があまり当たらなく暗い色になります。

厚い雲(水滴が大きく多い)は、高度が高いときには光を多く反射するので白く見えます。

また、厚い雲は高度が低いときには光を通さず暗い色の雲になります。

薄い雲(水滴が少なく小さい)は、高度が高いときには光をあまり反射せず、空の色と一体になったような白色となります。

この雲が、高度が低いときにあるときは、光をある程度通すため灰色に見えます。

雲量について

晴れか、くもりか、雨かは各地方気象台の予報官の目視によって決められます。全天を見渡して、空の何割が雲におおわれているかで判断します。雲の量が0から1割の時は快晴。2から8割の時は晴れ。9から10割までをくもり。降水があったら雨とします。

空気膨張

 


大気

 


反射

快晴
この空は快晴



 

Step1
Step2
First Challenge   Advanced   References

Copyright(C)2002 ThinkQuest@Japan Team 40457 all rights reserved | Legal notice

ホームへ戻るカテゴリ選択へ戻る1つ戻る