事故の要因
自転車交通事故の主な要因
自転車事故の要因を探ります。
1.年齢別事故状況
自転車乗用中の死傷者数のうち、未成年者は30.5%、高齢者が19.6%となっており、この年齢層で過半数を占めています。特に16歳~19歳の層が非常に多くなっているのが特徴です。
死亡事故では、65歳以上の高齢層が他の年齢層と比較して多く、特に75歳以上の高齢者が非常に多くなっています。
2.時間帯別事故の発生状況
時間帯別事故の発生状況は、全朝8~10時、夕方16~18時の時間帯が多く、これは事故が多い年齢層である中・高生の登校時間帯と重なります。
3.相手当事者別事故の発生状況
自転車事故の相手は自動車が8割以上と圧倒的に多くなっています。
警察庁交通局>平成29年における交通死亡事故の特徴等について "より作成
4.自転車による加害事故状況
自転車による加害事故は1万5,929件で、自転車事故全体に占める割合は16.1%となっています。
5.自転車事故の違反の割合
自転車事故割合が他の年齢層に比べ高い16歳~19歳。そのうちの、約7割が法令違反を原因とした事故であることも明らかになっています。