落語で使う小道具としぐさ
この章では落語をするときに使う小道具としぐさについて書かれています。
座布団
座布団は落語をするときにすわるものです。
長さが縦と横で違います。
高座では観客に座布団の縫い目が見えないように置かれています。
扇子
扇子の長さはおよそ21センチメートルです。
主に竹でできています。各部分に名前があります。
扇子はキセル(昔のたばこ)・箸・杯(さかずき)・筆などに見立てられることが多いです。
手ぬぐい
落語家は二つ目や真打に昇進するときに自分のオリジナルデザインの手ぬぐいを作ります。
毎年新しい手ぬぐいを作る落語家もいます。
高座で使う手ぬぐいの色や形は自由です。
その日の着物に合わせて決める人も多いのだとか。
手ぬぐいは煙草入れ・本・手紙などによく見立てられます。
上下(かみしも)を切る
上下を切るとは、会話をするときに話している人の上下関係を示すことです。
目上・目下をはっきりさせることで話している人を演じ分けています。
自分の体で表現する
自分の体を揺らして走ったり、歩いているように見せます。
また顔や腕、手の先を動かして目の前に物があるように見せます。
顔の表情を変えて、その人の気持ちを表すこともできます。
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