落語の歴史
この章では落語が今につながるまでの歴史について書かれています。
落語の始まり
落語のルーツは1500年代の室町時代末期~安土桃山時代にさかのぼります。笑話集『醒睡笑(せいすいしょう)』の話を元に、古典落語が生まれたことから落語が始まったとされています。
落語家の始まり
江戸時代の元禄期に、落ちのある滑稽な話「落とし噺」を京都の大通りで行った人々がいました。
彼らは「噺家」と呼ばれていました。
これが落語家の始まりとされています。
江戸の寄席ブーム
江戸(現在の東京)では、娯楽としての江戸落語が最盛期を迎えました。江戸に125もの寄席があったと言われています。また、「色もの」と呼ばれる漫談や奇術などの各種の演芸もさかんに行われるようになりはじめました。
天保の改革 風俗取締令
老中・水野忠邦(ただくに)による天保の改革の一環として「風俗取締令」が発せられて、200軒以上に増えていた江戸の寄席は15軒に激減してしまいます。しかし、水野が失脚した後は禁令がゆるみ、江戸市中の寄席が170軒に増え復活を果たしました。。
ラジオ・テレビ落語
1925年の日本ではラジオ放送がはじまり、ラジオ落語がブームとなりました。
戦後の1960年代はテレビが一般家庭にも普及しはじまり、テレビ番組での落語家の活躍や『笑点』で、広く落語が知られるようになっていきました。
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