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水質汚染

ここでは水質汚染について説明します。そもそも水質汚染とは何か。一緒に見ていきましょう。

水質汚染とは

水質汚染とは生活排水などといった人々の生活によって海や川、河川などを汚してしまうことです。 人は河川や湖沼などの水を浄化することで飲み水を作ることができ、海や川で漁業を行うな ど私たちの身の回りでは水が欠かせません。そんな私たちにとっての大切な水を守るために一人一人 の工夫がたいせつになってきます。

メインビジュアル引用元:pixabay

水質汚染による被害

水質汚染による被害は主に生態系への影響や経済的な損害、病気の3つが挙げられます。 これらについて見ていきましょう。

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生態系への影響

水質汚染の影響として1つは、生態系への影響が挙げられます。 この影響は水生生物の命や生物多様性を阻害したり水産資源の減少といった形で人間にも影響を及ぼすものです。また、絶滅危惧種も引き起こしてしまいます。

経済的な損害

水質汚染の影響としてのもう一つ挙げられるのが経済への損害です。この影響は農業や化石燃料の使用から生まれる窒素やリンが大量に海に流れ 込むことにより富栄養化が進み藻類 の大量発生や貧酸素水塊を作り出し水生生物が死んでしまい漁業などに損失を与えるもので す。

病気

3つ目の影響は病気を引き起こすことです。これは発展途上国などで見られることです。 実際にアフリカなどでは都市部を除いたほとんどが水道施設や浄水施設が整備されておらず泥、動物の糞尿が混ざった水を飲まざるを得ず感染症などで多くの人が命を落としてしまうなどの深刻な問題が引き起こされています。

生物多様性

生物の豊かな個性とつながりのことです。

化石燃料

石油、石炭、天然ガスのことで何億年をかけて微生物などの死骸(しがい)が化石となったことから化石燃料と呼ばれています。

リン

原子番号15番の元素で赤リン、紫リン、黒リンなどの同素体が存在します。

貧酸素水塊

閉鎖系水域の海洋などで、魚介類が生存できないほど酸素濃度が低い水の塊のことです。