目次 |
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気候変動 |
海洋生物の生息地 |
ゴミ問題とは |
マイクロプラスチック |
海洋汚染などの環境問題は、人間が陸上で排水をすることや海上で船舶から汚染物質を流出させることが原因になっています。
気候変動は海全体に影響しています。漁獲量が減少したりサンゴ礁の白化現象が進んだりすることは海流の変化や海水温の上昇原因となっています。海の気候変動は地球全体をめぐる海流が数千年という年月の中で熱とともに流れることで起きると考えられています。
人間の経済の発展や人口の増加に伴い、埋立や浚渫(?)、コンクリート用の砂利の採取、海岸の人工化などが進んでいます。それによって、海洋生物の生息地である干潟やサンゴ礁、砂浜などが縮小を続けています。
浚渫:水底をさらって土砂などを取り除くこと。
環境省は日本は海に流出されるプラスチックごみのうち2〜3万トンを占める量を毎年流出していると推計しています。2050年には、海のごみの量が魚を上回るとも言われています。このままでは海に住む生命にとってどんどん危険な環境になっていきます。すでに魚類だけでなく、ウミガメや海鳥、クジラなどを含む700種以上が苦しめられました。この内の92%がプラスチックごみによるものです。多くは、プラスチック製品を食べてしまったり、漁網に絡まったりして死んでしまいます。
マイクロプラスチックには、「一次マイクロプラスチック」と「二次マイクロプラスチック」の2種類があります。一次マイクロプラスチックとは、入浴剤や歯磨き粉などに入っている小さなプラスチックのことです。下水処理を通過できるので、排水溝などから海へと流出します。 二次マイクロプラスチックとは、私たち人間が捨てたペットボトルやタバコのフィルターなどのプラスチック製品が側溝などから海に流れ出し、紫外線などによって小さくなったもののことです。これらはマイクロ化される前に対策をとる事が効果的だと考えられています。
一次プラスチック
二次プラスチック