多くの人に当てはまることを言われているにもかかわらず「これは自分のことを指しているのだ」と感じてしまう心理効果
営業・占いで使われます。
占いって、どんな使われ方するの?
お教えしましょう。
占い
占い師に「あなたは、今悩んでいることがありますね」
こう言われると、「当たっている!」「自分のことをよくわかっている」と思ってしまいそうになります。
しかし、よく考えると「当たり前」のことを言っているだけなんです。
世の中の99%の人は、大小はあるものの「悩み」を抱えています。
さらに、「ありますよね」と言われると、思い出してしまうものです。
占い師は、このような言い方をして、「当たっている」と思わせ、「信頼」をつかみ取ります。
一旦お客さんに信用されれば、その後の話も素直に聞いてもらえます。
つまり、バーナム効果は信頼の第一歩なのです。
営業
ここ一週間で、「なんだか眠れないな」「起きてもまだ体が重いな」と思った日はありませんでしたか?
それ、「枕」が原因かもしれません。
この例に、「バーナム効果」が使われているのがわかりましたか?
多くの人に「ちょっと眠れない日」があるはずです。
それなのに、「そこのあなたですよ」感を高めています。
結果的に「私のことかも!」と思う人は多く見つかるはずです。
このようにして、商品の物販に結びつけるのはよくある例です。
一旦お客さんに信用されれば、その後の話も素直に聞いてもらえます。
血液型診断・性格診断・おみくじなどにも使われていますね。
主語は"あなた"
プレゼンや発表で誰かに語りかけるとき、「皆さん」「あなたたち」を使ってはいませんか?
そんなあなた!眠りかけているクラスメイト・同僚をはね起こす「神フレーズ」があります。
「ハロー効果」はあくまで第一印象”だけ”の話です。
それは、「あなた」です。
ややこしくなりましたが、こんな感じで主語を「あなた」にすり替えるのがよいです。
一体どこに「バーナム効果」が隠れていると思いますか?
隠す文字数もありませんが、「あなた」です。
「あなた」は一人を指す言葉ですが、聞いている人は「私のことだ!」と感じるものです。
私に話しかけられているからきかなくちゃ。という感覚が湧き、聞き手の集中力が上がります。
本当です。