単純化バイアス
本来は複雑なものを、単純に解釈してしまうバイアス
どういうこと?
簡単なので、よく聞いてください。具体例で解説しますね。
例
「タクヤはいつも態度が冷たい。」
この言葉には、2つもの単純化バイアスがかかっています。
どこだか分かりますか?
①いつも態度が冷たい
タクヤくんには優しいときもあるかもしれません。
ずっと優しくしていないという人のほうが珍しいでしょう。
しかし、ここではいつも冷たいと言っています。
②態度が冷たい
私達は、「二項対立」の罠に陥っているかもしれません。
二項対立とは「善・悪 、 白・黒 など 2つのどちらかしかないという考え方」
私は、あなたに「ものさし思考法」を身につけてほしいです。
人の価値をものさしではかる なんて意味ではないですよ。
0か100かではなく、0~100のグラデーションで考える方法です。
あの人は悪い人だ!
こう言って 「100だ!0だ!」決めつけるのではなく、
あの人は30くらい悪いけど、私は70悪いな
このように、もっと広い範囲で考えてみてください。
そうしたら、
「悪いあの人、かわいそうな私」という考えが減ってきます。
そんなこと言ったら、なんにも褒められないし、注意もできないじゃん。
言葉を使うのが難しくなっちゃうよ。
確かにそのとおりです。私があなたに伝えたいのは、「このような考えがあるよ」ということです。
この世に、絶対に正しいことー真理ーはありません。
AとBの考えの両方を知って、状況に合わせて使い方を選ぶのです。
人生はバランスです。
ちょっと真面目にかえしすぎだよ・・・
Action
白黒で判断するのをやめよう。
「判断をしない」か「大きな数字で考える」を実践してみよう。