有名キャッチコピーの分析

~広告、分析してみた~

 

広告、分析してみた

いつでも、あらゆるところで見る「広告」

これはまさに「企業の魂」です。

身の回りにある心理効果を実感してみてください。

注意※ 本ページでは、広告のリンクが掲載されています。しかしながら、これは商業目的としてではなく、

あくまでも、私たちの身の回りで心理学がどのように利用されているかを示すための例として利用させていただいています。

 

コアラマットレス

「この寝心地は、事件だ。」

「なぜ、コアラマットレスの寝心地は、事件なほどに快適なのか…!」

「なぜ、多くの人がこんなにも心地よく眠ってしまうのか…!」

「さまざまな手がかりをもとに、真相を解き明かしてほしい!」

シンプルで覚えやすいメッセージです。

ツァイガルニク効果

  • 快適な睡眠」と「事件」対立する言葉の組み合わせの違和感
  • この先のストーリーを想像してしまう
  • この中途半端さによって、記憶に残りやすくなっています。

    記憶に残ると、単純接触効果がはたらきやすくなります。

    バンドワゴン効果

  • 気持ちよく寝ている写真
  • 「なぜ、多くの人がこんなにも心地よく眠ってしまうのか…!」という言葉
  • この2つから、「みんな気持ちよく寝ている」という印象がうまれます。

    カリギュラ効果

  • 「この寝心地は、事件だ。」
  • この言葉には「このマットレスで寝てはいけない」というメッセージが含まれています。

    禁止されると、逆に寝てみたくなります。

    認知的不協和の解消

  • 実際に寝るシーンを想像させる写真
  • マットレスを持っている想像 ⇔ 実際は持っていない

    この矛盾する要素を解消しようとして、「買う」という決断をしやすくします。

    アンカリング効果

    最初に与えられた数字によって、後に提示された別の数字への認識が異なるという現象割引の心理学です。

    希少性の原理

    「期間限定」「残りわずか」という言葉にレア感がうまれます。

    結果的に「すぐ買わなきゃ」と思わせるものになっています。

    天才読書

    ハロー効果

    ビル・ゲイツ(マイクロソフト)

    イーロン・マスク(X-旧Twitter OpenAI PayPal など)

    ジェフ・ベゾス(アマゾン)

    などのビッグネームが大きく載っています。

    「天才」の権威を大胆に使い、「この人たちの話ならば、素晴らしいに違いない」と考えてしまうことを狙っています。

    ゲムトレ(ゲームのオンライン家庭教師)

    「勉強ばかりしていないで、ゲームしなさい。」

    新宿駅構内に大胆に掲示されたキャッチコピーです。

    ロート製薬

    参照https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000086.000044879.html

    目の愛護デー(10/10)に新聞に掲載された広告

    サンクコスト効果

  • 読むのに圧倒的に時間がかかる
  • スムーズによめないことにもどかしさを感じる
  • コストを掛けた分、記憶に残りやすくなります。

    この広告を読んで「目の疲れ」を感じた人に、自社の目薬を買ってもらおうとしています。