「 目立つ特徴が、対象の印象や評価に影響を与える現象」
ぜんぜん何言ってるかわからないよ
わかりやすく言うと、「優れた何かを持っている人は、他の分野も優れているはず。」と思ってしまうものです。 逆に「悪いものは、他も悪いはず」と評価されます。
具体的例を出すと、 「一流大学を卒業している人は、仕事もできるはず」などです。
なるほど、「この人は犯罪歴があるから、悪い人なはず」って思うのもそういうこと?
そのとおりです。
広告・人間関係で使えます。
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あなたは、2つの化粧品のどちらを買うか迷っています。
値段もスペックも同じくらいです。
化粧品Aは、好きな芸能人がCMに出ています。
一方、化粧品Bは、あなたが好きではない人のCMです。
この芸能人が使っているから、Aにしよう。
そう決めました。これには、ハロー効果がはたらいています。
人間関係
面接で「①ハキハキと話すイケメン」「②普通の人」の2人が来たとします。
このとき、あなたは①を選びたくなりませんか?
私達は、無意識で「ハキハキと話すイケメン」が、他の能力も優れているはず。そう思ってしまいます。
たとえ、②のほうが優秀だとしても。
ここでは「メラビアンの法則」も関係していますが、やはり「好印象」は繋がってしまいます。
ここからは、ハロー効果の注意を話します。
◎ハロー効果は持続しない
「①ハキハキと話すイケメン」と何ヶ月か働いたら、本当に仕事ができるかわかりますよね。
「ハロー効果」はあくまで第一印象”だけ”の話です。
◎不祥事のイメージダウン
良い成果を残せたら、良いイメージが付きます。
ですが、不祥事を起こして「悪いイメージ」がついてしまったら・・。
それを取り払うのは困難でしょう。
~応用編~
◎経歴を"さり気なく"伝えよう
あなたに、何か確かな実績があれば「信頼」を得やすくなります。
自慢はNGです。むしろ評価が落ちます。
「周りの人のおかげもあって~」と前置きを言った上でさりげなく伝えましょう。
◎データを活用しよう
例えば、小説の帯に「何百万部突破!」と書いてあったら、ハロー効果で「おもしろそう」という印象を与えられますよね。
数字を伝えるのは、「ハロー効果」の最も簡単な手段です。
◎清潔感は命
汚い・クサイはNGです。それにつられて他の評価も落ちてしまいます
どうか清潔な日々を!