

最初に食料として活用する外来生物は、田んぼや水路などで大量に繁殖してしまっているアメリカザリガニです。
アメリカザリガニは濁った止水環境に生息しているため、スルメなどでおびき寄せたものを網ですくうのをおすすめします。網でガサガサするのでもいいのですが、逃げてしまう可能性が多いので、エサでおびき寄せるのをおすすめします。アメリカザリガニは条件付特定外来生物に指定されているので、生きたまま持ち帰るのは許可されていますが、持ち帰る際は絶対に逃げ出さないようにしてください。

持ち帰ったらまず、炭酸水などを使って締めてください。締めたら、背びれの真ん中をねじって引っ張るっことで背わたを取ることができます。アメリカザリガニは雑食性でいろいろなものを食べるので、背わたを抜かないと臭みや苦みの原因になってしまうので、必ず取り除きましょう。



そしたら、沸騰した水で5分以上茹でます。アメリカザリガニはあまりきれいとは言えない環境に住んでいるため、様々な寄生虫や菌の宿主となっている場合があります。それらは肺吸虫などの私達に影響を与えるものもいるので、加熱することでそれらを死滅させ、安全に食べることができるようになります。

それでも心配な場合は、茹でる前に一日ほど冷凍することでより確実に菌を死滅させることができ、安全に食べることができます。
そしたら、アメリカザリガニの胴体と腹部を分けます。胴体には内臓が詰まっており、臭みや苦みの原因になるので、主に食べるのは腹部の部分です。大型の個体の場合は爪の部分も食べることができます。最後に硬い外骨格を剥けば、下処理は完了です。これで食べることができるようになります。


今回はこのアメリカザリガニを使ってチャーハンを作りました。作り方は次のようになります。
1.油をひいて、熱したフライパンに卵とご飯を入れて、炒めます。
2.塩と胡椒を入れて、また炒めます。
3.ザリガニを入れて、炒めます。
4.最後に醤油を入れて炒めたら、完成です。



食べてみた感想は、エビと近縁なだけあって、腹部はエビの風味があり美味しかったですが、噛み続けていると、川の泥臭さや臭みがでてきました。加熱だけでは身の臭みは取り切れなかったとわかり、料理酒などにあらかじめ浸けることで、より食べやすくなると思います。爪の部分はカニに近い味がしました。全体的に味は美味しかったのですが、可食部が少ないと感じました。十匹のザリガニから以下の量しか取ることができませんでした。

安全性の面では、アメリカザリガニは肺吸虫などの危険な寄生虫を持ってる可能性が高いですが、先程も述べたように、加熱することで死滅させることができるんので、安全に食べることができます。
これらのことから、アメリカザリガニは食料として十分価値があると考えられます。