藻類の育成

微細藻類を育てるには目的(食用、燃料、研究など)や必要な生産量によっていくつかの方法があります。
育成方法について紹介していきます。

育成方法

微細藻類の育て方には大きく2種類(独立栄養・従属栄養)あります。
・従属栄養 糖やエタノール由来の栄養を与えて育ちやすくする
・独立栄養 太陽光と二酸化炭素のみで培養を行う

一般には従属栄養方式の方が増殖速度・培養密度は高くなるので、面積を抑えることができます。ただし、糖などの栄養を生産または輸送する際にCO2を排出してしまいます。独立栄養方式では光のエネルギーのみを用いて炭素源のCO2を吸収するため、本当の意味でのサステナブルな育成方法と言えるでしょう。


閉鎖型(Closed System)

・特徴:細菌や、他の藻類が混入しないように、チューブ型やパネル型などの密閉容器を使用して育てます。
    環境(温度、CO2、異物混入)を精密に制御でき、高付加価値製品生産向きです。

・課題:機械の導入・維持コストは高くなってしまいます。

◯フォトバイオリアクター:藻類の育成をする大型機械


開放型(Open System)

・特徴:レースウェイポンド(水路型)や培養池など屋外で大規模に育てる方法です。設備コストは比較的低いです。

・課題:環境変動やコンタミネーション(競争種、捕食者)のリスクがあり、育てるための技術や工夫が必要です。