このページでは、植物の歴史から見た藻類の歴史をまとめました。
約38億年前、地球上に生命が誕生したと考えられています。その中で、最初に現れた植物の仲間が藻類でした。当時の地球の大気中には、現在のような酸素はほとんど存在せず、生物が生きるには過酷な環境でした。
しかし、誕生した藻類の一種であるシアノバクテリアが光合成を行い、二酸化炭素と水から酸素を生み出しました。これにより大気中に酸素が蓄積され、生物が生きられる環境が整えられていきました。この出来事は「酸素革命」とも呼ばれ、地球の歴史において非常に重要な転換点です。
その後、藻類は主に海の中で進化を続け、多くの種類へと分かれていきました。赤藻・褐藻・緑藻など、さまざまな藻類が誕生し、海の生態系の基盤をつくりました。現在でも、藻類は海の食物連鎖の出発点として重要な役割を果たしており、地球全体の酸素生産の多くを担っています。
やがて、藻類の一部は海から陸上へと進出しました。これが、陸上植物の始まりです。藻類の仲間は進化を重ね、コケ植物、シダ植物、そして被子植物(花を咲かせる植物)へと発展していきました。 陸上で生きるために、植物は体を支える組織や、水分を保つ仕組み、養分を運ぶ構造などを獲得しました。つまり、現在私たちの身の回りにある植物は、すべて藻類を祖先にもつ存在だといえます。