インタビューFaq
株式会社ユーグレナへの質問内容
- 私たちがクロレラを育てたときに匂いが気になりましたが、何か匂いに関する対策などはありますか?
- 微細藻類(ユーグレナやクロレラ)そのものにも臭いはありますが、雑菌由来の臭いもあります。雑菌の混入を極力低減するような培養方法・設備を用いることで培養中の臭いは一定低減することができます。
- 藻類を水で育てる際に他の生物の発生・混入などを防ぐ対策などはありますか?
- 他の藻類が混入する恐れや雑菌のような他の微生物が混入する恐れはあります。一般的には、生産物となる目的の微細藻類のみを効率よく育てたい(純粋培養)ため、それらの藻類・微生物の混入を極力低減するような培養方法・設備を用います。例えば、使用する設備は使用前に蒸気等で可能な限り微生物を殺したり、殺した後は大気中の微生物が混入しないように密閉したり、フィルターを通した空気を送ったりなど、様々な対策が取られます。
- 大規模生産をするには広い土地が必要となりますか?
- 微細藻類を育てるには一定面積の場所が必要で、例えばバイオ燃料用途等で微細藻類を大量に育てたいとなった場合の大きな課題に挙げられています。一般的にはこの解決のために、増殖速度(時間当たりの増殖の速さ)と培養密度(一定体積中当たりの微細藻類の量)の2つの指標が重要になり、それらが高い藻類種を選抜することや培養設備を開発すること等で解決をはかります。
また、微細藻類の育て方には大きく2種類(独立栄養・従属栄養)あり、一般には従属栄養方式の方が増殖速度・培養密度は高くなるので、面積を抑えることができます。独立栄養方式では光のエネルギーを用いて炭素源のCO2を吸収する一方、従属栄養方式では糖などの培地成分をエネルギー源・炭素源に利用する点が異なります。
株式会社ちとせ研究所への質問内容
- 藻類を育成するにあたり、場所の条件などはありますか?
- 藻類を育てるには30度以上で晴れの日が多い土地が必要となります。たとえ、沖縄であっても日本国内で育てるのは難しいです。千年研究所では赤道直下のマレーシアで藻類を培養しています。
- 藻類を育成する際に匂いが気になることはありますか?
- 藻類を育てるときに使用するフォトバイオリアクターという機械は袋の中で培養を行うため、匂いはあまり気になりません。また、育てる藻類によって匂いが特徴的なものもあるのでしっかりとした選別が必要です。
- 水で育てるにあたり、他の生物の混入などの恐れはありますか?
- 他の生物の混入の可能性は十分にあり、フォトバイオリアクターの裏側についたりすることがあるのでくっつきにくい素材を模索しています。
- 大規模生産をするには広い土地が必要となりますか?
- 現在は5haほどの土地で培養を行っていますが、2年後には20倍の100haの土地に拡張予定です。拡張工事は森林を破壊するのではなく、
荒れ地や空き地などを利用します。
- 現在、工業的に利用されている微細藻類は何種類くらいありますか?
- スピルリナ、クラミドモナス、ボツリオコッカスの3種類がメインで工業的に利用されています。スピルリナは繊維に利用できます。クラミドモナスは育てるのが大変ですが、用途は様々です。ボツリオコッカスは油を多くとることができ、ジェット燃料やクレンジングオイルなどに使われます。このように、それぞれの特徴にあわせて用途は考えられています。
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