目標2

このページではSDGsの目標2「飢餓をゼロに」を解決に近づける藻類の役割について説明します。

目標2「飢餓をゼロに」

飢餓をゼロにするために『飢餓を終わらせ、食糧安全保障および栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する』をゴールにしており、わかりやすく整理すると次の4つに分けられます。

①「飢餓をなくす」 ②「食料の安定確保」 ③「栄養状態の改善」 ④「持続可能な農業を推進

これらの課題を一つひとつ段階的に解決していくことで、最終的には飢餓のない社会の実現につながると考えられています。

飢餓人口の現状

世界全体で見ると、飢餓人口は長期的には減少傾向にあるものの、依然として2015年の水準を上回っており、2024年時点では世界で12人に1人が飢餓に直面しているというのが現状です。こうした深刻な課題に対して、藻類は①〜④までのすべての目標に貢献できる存在として期待されています。次の項目では、藻類が目標に対してどのように貢献できるのか整理するとともに、実装にあたっての課題について②と③、①と④の組み合わせで説明していきます。


目標2「飢餓をゼロに」と藻類


<②「食料の安定確保」と③「栄養状態の改善」>
これらの目標に対して、藻類は高い生産性があり、水と光さえあれば培養できる条件に左右されにくい生産が可能であることが強みとなります。また少量でも栄養価が高いことから栄養不足の解消に大きく貢献できると期待されています。ただし、飢餓地域に導入するには多額のインフラ整備が必要であることや、品質管理や安全性の確保といった課題があります。さらに、藻類をそのまま食料として使うには今現在では加工技術が必要であり、食料として普及するには味や食感、消化性に配慮していかなければなりません。

<①「飢餓をなくす」と④「持続可能な農業を推進」>
藻類はCO₂の回収・削減・固定ができ、気候変動対策に大いに貢献している。このような働きは気候変動による農業生産への悪影響を緩和し、結果として持続可能な農業の推進につながると考えられます。このように多面的な役割を持つ藻類を普及・活用していくことで最終的に飢餓をなくすことに貢献できると考えます。またその実現には国際的な連携や、さらなる技術開発が不可欠です。全体を通して、藻類単独の解決策として位置づけるのではなく、補助的な役割で活用していくことが重要であります。