目標7

このページではSDGsの目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」を解決に近づける藻類の役割について説明します。

目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」

目標7では、すべての人が安定して利用でき、環境に配慮したエネルギーを確保することを目指しています。現在、世界のエネルギー供給は石油や石炭などの化石燃料への依存が高く、CO₂排出による地球温暖化やエネルギー資源の偏在が大きな課題となっています。

日本においても、再生可能エネルギーの導入は進んでいるものの、2019年度時点で電源構成に占める再エネの割合は約18%にとどまっています。政府は再エネを主力電源とすることを目指し、2030年度には36〜38%まで引き上げる目標を掲げています。この目標を達成するためには、太陽光や風力に加え、新たな再生可能エネルギーの選択肢を広げることが重要です。

私たちが考える解決策

私たちは、藻類を利用したバイオ燃料に注目しました。藻類バイオ燃料は、雑草などを原料とする従来のバイオ燃料と比べ、根・茎・葉を分解する工程が不要なため、比較的簡単に製造できます。また、培養に手間がかかりにくく、恒久的に生産が可能であるという利点があります。

特に微細藻類は光合成によって二酸化炭素と水から成長し、体内に蓄えた藻油を抽出・精製することで、ガソリンや軽油の代わりとなるバイオディーゼルやバイオジェット燃料を生み出すことができます。そして、トウモロコシなどの食料作物と競合せず、厳しい環境でも育成できるため、生産性が高い点も魅力です。

さらに、藻類バイオ燃料は、燃焼時に排出されたCO₂を成長過程で再び吸収するため、カーボンニュートラルを実現できる可能性があります。日本が再生可能エネルギーの比率を高めていく中で、藻類エネルギーは目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」の達成と、持続可能なエネルギー社会の実現に貢献できると考えられるでしょう。