このページではSDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」、目標12「つくる責任 つかう責任」の2つを解決に近づける藻類の役割について説明します。
現在、洪水や地震、台風などの自然災害によって、多くの人が住む場所を失うという問題が起きています。内閣府の防災情報によると、東日本大震災では10万棟以上の家屋が倒壊しました。さらに、日本では台風や地震、火山噴火が起こりやすく、今後も南海トラフ巨大地震や富士山の噴火などの大規模災害が想定されています。そのため、災害に強く、安心して住み続けられるまちづくりが求められています。
一方で、世界では生産や消費の過程で生じる食品ロス、森林伐採、CO₂の大量排出なども深刻な問題となっています。これらの課題を解決するために目標12「つくる責任 つかう責任」が掲げられ、脱炭素化やごみの削減といった取り組みが進められています。つくる側には、生産過程で環境への負担をできるだけ減らす工夫が求められ、つかう側には、資源を無駄にしない効率的な使い方が求められています。持続可能な社会を実現するためには、まちづくりと生産・消費の両方を見直す必要があります。
藻類は育成の過程でCO₂を吸収し、酸素を排出するという特徴を持っており、環境にやさしい存在です。私たちは、この特徴を街のさまざまな場所に取り入れることで、カーボンニュートラルな社会に近づけるのではないかと考えました。例えば、家庭から出るCO₂を利用して、インテリアのように藻類を育てることで、CO₂を吸収し、酸素を発生させるという好循環を生み出すことができます。
このような藻類の活用は、脱炭素化を進めるだけでなく、地球温暖化対策や環境に配慮したまちづくりにもつながります。藻類を生活や都市の中に取り入れることが、住み続けられる持続可能な社会の実現に貢献できると考えます。