このページでは藻類が飼料としてどのように利用されているのか、詳しく説明します。
微細藻類は独自が保持する豊富な栄養素を武器に質のいい牛などを作り上げます。例えば、ミドリムシは高タンパクであることから体重をより早く増やすことができ、1頭にかける投資期間やコストを減らすことができます。また、ミドリムシは高タンパクという面だけでなく必須アミノ酸をバランスよく含んでいるため、他の飼料よりも優れていると考えられます。牛だけでなく豚や鶏などにも与えることができるため、対象を選ばない飼料として大きな強みを持っています。
ミドリムシを食べて育った牛は、ブランド化が進み、その品質の良さから高値で取引されることもあると考えられます。しかし、現在使われているとうもろこしなどの飼料のほうが藻類と比べて安いという利点があり、まだまだ、技術や開発が求められます。
微細藻類を使った魚の養殖は長年に渡って研究されており、稚魚の致死率が低減するという報告もされています。もともと、養殖では魚の魚粉入りの飼料を使っているため、かなりのコストがかかっています。さらに、魚食人気の高まりにより、養殖魚の市場は拡大しています。そのため、供給が需要に追いつかず、魚粉価格も高騰してしまっています。そこで、注目されたのが微細藻類を使った餌料です。微細藻類を使えば、需要に合わせて設備を増強できる点や乾燥粉末にして長期保存できる点があるため、需要に対応しやすい商品だと言えます。
藻類は天然の素材であることに加え、豊富な栄養素を持っていることから、多くの化学物質などを加える必要はありません。そのため、危険な物質が混入するリスクは大幅に減り、安全性を保証できる価値の高い飼料となるでしょう。また、飼料価格の高騰は家畜業や養殖業にとってとても大きい経営リスクとなります。これらのことから飼料のコスト変動に敏感な家畜・養殖業では多少高くても安定的に入手出来る藻類が注目されています。今後、藻類の価格を抑えられればさらに需要は増すでしょう。