このページでは藻類が化粧品としてどのように利用されているのか、詳しく説明します。
近年、環境への配慮や肌へのやさしさを重視する人が増え、自然由来の原料を使った化粧品の需要が高まっています。一方で、日本の化粧品原料の多くは輸入に頼っており、安定供給や環境負荷の面で課題もあります。そのため、自国で生産でき、かつ環境に配慮した新しい原料の開発が求められています。こうした背景の中で、持続可能な資源として「藻類」が注目されています。
藻類は独自の成分から油を生成することができ、その油を透明になるまで精製することで、クレンジングオイルや乳化剤として利用できる可能性があります。これは、化粧品原料を国内で生産できるという点で大きなメリットです。実際に研究・開発はすでに進んでおり、スピルリナ、クロレラ、ユーグレナなどの微細藻類エキスを用いた化粧品は商品化もされています。表示名称を取得するには複雑な手続きが必要ですが、多くの藻類がすでにその基準を満たしています。さらに、藻類由来の成分には抗菌・抗カビ作用や日焼け防止などの効果も期待されており、環境にやさしく機能性の高い化粧品原料として、今後ますます開発と利用が進んでいくと考えられます。