住民について できること 義務と役割 自治体との関係      
  TOP > 住民とは > 住民について
 
     
   
 ここでは、住民について学習します。

 住所とは、生活の基礎となるところをいいます。この住所を所有している者を住民と呼ぶことができます。住民、すなわちそれは自治の主体ということを表します。そのため、地方自治において最も必要不可欠な存在です。市町村や都道府県の自治体に住所があるだけで、外国人やホームレス、会社も住民と呼ぶことができます。しかし、寝泊りが禁止されているような場所は住所と登録することはできません。住所を移す以外で自分の好きな自治体の住民になることはできません。 また、家など形だけ住むところを変えてもそれだけでは住所を移したということにはなりません。住民票を移す必要があります。

 住民と市民は同じもののように思われがちですが、決して同じ意味をもっているわけではありません。きちんとそれぞれに意味があり、区別がなされています。

住民と市民の区別
住民:地方自治法に規定がある。日本国民、外国人、会社を含む「その地区内住所を有するもの」という意味を示している。
市民:法的に制定されたものはない。「その地区内で、住所を有し、その地区内で働き、学んだり、事業を行う人、又は団体」のことのため、「町民」「村人」と同様の意味を持ちます。
   
     
   
 住民票と戸籍とは異なる単位で表されます。戸籍は親子関係や婚姻関係などを公的に証明するもので、戸籍にいる人全員で一つの単位(夫婦・家族単位)になります。しかし、住民票は一人ひとつの単位で表されます。住民票には以下の事柄が記載されています。

住民票
・氏名(戸籍に入っている名前を書かなければならない)
・戸籍
・性別
・生年月日
・世帯主の氏名及び世帯主との続柄(その世帯の世帯主とその家族との身分上の関係)
・住民となった年月日(その市町村の住民になった日のこと)
・住所及び転居したものについては、その住所を定めた年月日 ・ 届出の年月日及び従前の住所(住所を届け出た日のこと)

 市町村は、住民票を使って、住民基本台帳を作成し、住民に関する記録を整えます。

住民の定義の条文:地方自治法第10条
第十条  市町村の区域内に住所を有する者は、当該市町村及びこれを包括する都道府県の住民とする。
○2  住民は、法律の定めるところにより、その属する普通地方公共団体の役務の提供をひとしく受ける権利を有し、その負担を分任する義務を負う。

 














世帯・・・住居・暮らしを同じくしている者の集団。親族以外の者が含まれている場合や,一人の場合もある








住民基本台帳・・・市町村が、住民全体の住民票を世帯ごとに編成して作成した台帳
 
   
 
 
             
  TOP ○自治体とは ○住民とは ○議事録調査 サイトプロフィール  
     -自治体について  -住民について  -調査報告1    
  ○はじめに  -自治体の種類  -できること  -調査報告2 サイトマップ  
   -地方自治の現実  -自治体の組織  -義務と役割  -調査報告3    
   -学生にも関係がある地方自治  -自治体の仕事  -自治体との関係   参考文献  
   -地方自治の理想  -お金について   ○アンケート    
      ○選挙とは  -地方自治について E-mail  
  ○地方自治とは ○地方議会とは  -選挙について  -このサイトについて    
   -民主主義と地方自治  -地方議会について  -選挙権と被選挙権   英語版  
   -憲法と地方自治  -議員について   ○テスト    
   -民主主義の学校  -議会の仕事    -初級    
   -地方自治の仕組み  -国会との違い    -中級    
     -法律と条例の違い    -上級    
     -オモシロ条例        
             
 この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。
Copyright (C) 2016 make-town.jp. All Rights Reserved.