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 ここでは、住民の義務と役割について学習します。

住民の義務ですが、以下のようなことが挙げられます。
・住民税の支払い
・条例や規則を守る
・使用料、負担金の支払いをする

 住民税とは、地域社会に使う税金を住民で負担するための税金です。住民税は、1月1日に住んでいた地区の住民税を1年間払うため、引っ越しをした場合、住んでいる地区の住民税を支払うようになるのは次の年から、ということになります。
 具体的に図で説明をすると、27年1月1日にA町にいた住民が、27年3月1日にB町へ引っ越しをしました。しかし、上にも書いたように、1月1日に住んでいた地区に住民税を納めることになっています。なので、A町からB町へ引っ越しをしても、次の年の1月1日までは住民税をA町に納めます。そして、28年1月1日よりB町に住民税を納めていきます。

 









負担金…公共事業を行う際に利益を得ている人からもらうお金

使用料…公共施設の利用の為のお金
 
     
   
次に住民の役割ですが、以下のようなことが挙げられます。
・自主的な地域活動への参加(ボランティア)
・自治体の政策への参加


 自治体の政策への参加として、住民参加があります。住民参加とは公共事業が行われている場合やその地区に問題が起きた時にそれが住民の利益や損害に関わる場合、それらについて住民に発言権を与える制度のことです。 また、発言権を与えられた住民の意見を自治体側が聞くことは義務づけられています。

 他にも住民投票があります。住民投票とは、住民の暮らしに大きくかかわってくる問題が起きた際などに直接住民に投票をしてもらい、条例などを策定する方法です。国会が提案した特別法の同意は住民投票で過半数の同意が必要、議会の解散・首長の解職の同意は同じく過半数の同意が必要となり、住民投票では合意の数でその後の対応などが決められていきます。

 このことから、私たちはそれぞれの自治体の元で住民としての義務、住民としての役割を担っているので、その義務や役割を果たすことが必要となっていきます。






公共事業…国または地方公共団体が公共の利益や福祉のために行う事業


発言権…会議などで発言することのできる権利






特別法…特定の自治体に策定される法律を特別法といいます。

 
   
 
 
             
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