EUって言葉ニュースでよく聞くのだけれど、いつ、誰が、どういう目的のために創ったの?
うーん。いざそう聞かれてみても分からないなあ。
教授に聞いてみようよ。
おとっっっっっつあああああああん!!!!!!
そんなに大声出さなくても聞こえるよww
ねえEUっていつできて、だれが作って、どういう目的で…
なるほど今EUのことについて話し合っていたのだね。
教授がこのことよく知っているかもしれないので、聞いてみました。
もちろん私は経済学部の教授なのだからハハハハハ・・・
さっ、早く教えてちょうだい。
ときは60年以上前にさかのぼります。
そのころ、ヨーロッパ全体では第2次世界大戦という大きな戦争により国土のほとんどが戦火などにより荒廃しました。
人々は、生活を再建していくために、ヨーロッパの小さい国の人たちとお互いに支援しあい、
交流していく方法はないか考えるようになりました。
ヨーロッパ各国の幹部たちも、同じようなことを考えていました。
とくに復興のための需要が高い、石炭や鉄鋼をめぐって、同じような戦争を起こさず平和的に、
かつ安定的に利用していく方法はないか、ということを検討していました。
そこで、ベルキー、オランダ、ルクセンブルグの3カ国(ベネルクス3カ国と言います)が関税の撤廃を約束した条約をきっかけとして、
1952年に欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)、1958年に欧州経済共同体(EEC)と欧州原子力共同体(EURATOM)が誕生しました。
この3つの共同体はすべて順調にいき、1965年の条約(ブリュッセル条約)によりこの3つが統合して欧州共同体(EC)となりました。
今のEUは、1992年のマーストリヒト条約で発足し政治統合の第一歩ともなりました。
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