古くから産業革命が起こり、世界有数の経済大国に発展したイギリスは自国の通貨『ポンド』をなげうってまでヨーロッパの経済基盤が弱い国と一緒にまとまろうとは思いませんでした。
ユーロを導入することで、通貨を支配する主権はおろか、そのうち、各国の政策を操るためのお金(=財政主権)までもが、
中央銀行であるECBに操られてしまうのではないか、という恐れからです。
はじめは政府もユーロ導入を検討しましたが、金融の中心であるプライドを持つイギリス国民の国民投票によって反対され、
導入は見送りとなりました。
つまり、イギリスは古くからのプライドと経済の主権を奪われることを恐れて見送りしている。
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