パソコンでは情報を記録することは非常に大切です。
情報を記録する装置としてもっとも馴染みがあるのがCDやDVDなどの光学式ドライブです。
名前はよく知られているのですが、実際に見る機会がすくなく、パソコンの中で頑張っているのがハードディスクドライブです。
その他の情報を記録する装置としては、少し前までは、フロッピーディスクドライブやMOドライブなどもあったそうですが、今はあまり使われていませんし、実際私たちも見たことはありません。
HDDの中には大切なデータがつまっています。また、非常に精密なので簡単に開かないようにちょっと特殊なネジを使用しています。1枚目の写真を見ると、ネジ6本で止められているように見えますが、シールをはがすともう1本ネジが出てきます。これも、分解させないための対策でしょうか。
ネジを外して、カバーを開けようとしますが、固くて開きません。隙間にマイナスドライバーを入れて無理やり開けます。
外したカバーの中側を見ると、周りにパッキンがあり、これが密着していたようです。
開けた中身が4枚目の写真です。ピカピカの円盤(プラッタ)と、データを読み取るヘッドが見えます。意外と簡単な構造です。
本体から取り外したHDD | シールの下にもネジ | 外したカバー |
HDDの中身 |
磁気ヘッドを外します。ヘッドはコイルを上下から磁石で挟み込んで動かく仕組みになっています。
まず、上側磁石ですがネジ1本で止まっています。ネジは簡単に取れるのですが、磁石が強力なので、その磁力で取り外すのが大変です。素手で作業すると危険なのでペンチで掴みます。
ヘッドもやはりネジ1本、つながる配線の取り付け部分もネジ1本で止められています。簡単に外せます。外した部品裏側を見ると5枚目の写真のようにコネクタがあります。次の写真で裏側の基板と接続されていたことがわかります。
下側の磁石も同様にネジ1本です。これをとればヘッドの分解は完了です。
上側磁石 | ヘッド駆動用コイル | 取り外したヘッド |
裏面コネクタ | ヘッド取り外し後 | 下側磁石 |
残りはディスクのみ |
ここで取り出された磁石は、ネオジム磁石といい大変強力です。最近レアメタルの問題で有名になりました。どれくらい強力かはこちらの動画をご覧ください。