2時間目:私たちの生活とIoT まとめ
皆さん、さまざまなIoTの事例をみていただけましたか?
こうして事例をみると、さまざまな分野ですでにIoTの取り組みが始まっていて、私たちの生活にも関係していることがわかります。
また、今回紹介した事例以外の分野(農業・工場・ペット産業など)でもIoTの活用は拡がっています。
また「家とIoT」で紹介したスマートロック などは使用方法によっては、子育てでも大いに役立つと思いますし、「介護とIoT」で紹介した「見守り型」の仕組みも、子育てやペットとの生活にも活用できるはずです。
そして、私たちはこうしたIoTの製品化には、異業種の協業(コラボレーション)が重要になってくると感じました。例えば、「スポーツ用品メーカー×家電メーカー」 や「衣料品メーカー×電気メーカー」などです。
トヨタ自動車がIT農業支援システムを開発し、農家や農業法人の作業の改善を支援しているという事例もあります。自動車メーカーと農業、意外な組み合わせですよね。
他にも医療関係者などさまざまな職業の人たちが知識やアイデアを出し合い協力しあうことで、新しいサービスが生まれるのだと思います。
そう考えると理系文系関係なく、私たちが将来どんな職業についても、IoTの知識は役にたつのではないでしょうか?
自分では仕組みを実際にプログラムする技術がなかったとしても、「こんな風な仕組みがあったらいいのに。こうしたらきっと役に立つ」という発想があれば、それを技術者の人と連携することによりカタチにすることができるかもしれません。
発想力とそれを他者と連携できるコミュニケーション能力が重要となっていくはずです。
IoTを製品化し活用するためには、業種や専門にこだわらず、さまざまな業種、業界の協業が重要になる
さて、「あっ!こんなことできないのかな?」「こんな時に知らせてくれる仕組みがあったら便利なのに...」など、皆さんの周りでもあったら役立つ小さな便利があるはずです。
そんな、暮らしに役立つ小さな便利を、自分たちで考えること、つくることはできないでしょうか?
次の授業では、IoTを自分たちで創造してみましょう。「アイデア」を「カタチ」に変えるのです。
チャイムがなりました。2時間目はここまでとします。お疲れ様でした。
2時間目の確認テストです。
これらの小テストは 自習室 でいつでも確認可能です。学習内容の定着にご利用ください。
※3時間目はスマートフォン、パソコンを使用するので、パソコン教室に移動してください。