ドゥッチョ・ディ・ブオニンセーニャ
(Duccio di Buoninsegna)(1255年 - 1319年)
ドゥッチョ・ディ・ブオニンセンーニャは13世紀の終わりから14世紀初めにシエナで活躍した画家です。絵の描き方はビザンティン絵画をお手本にしており、少ない金色の線や細かく美しい色で描かれているのが特徴です。
ドゥッチョはシエナ派の生みの親とされています。ドゥッチョはチマブエ、ジョットと共にゴシックとルネサンス時代の橋渡しをしました。また、国際ゴシック様式にも関わり、ドゥッチョの影響を受けた画家にはシモーネ・マルティーニ、アンブロジョとピエトロのロレンツェッティ兄弟などがいます。
1285年頃に描いた『ルチェライの聖母』、1308年から描いた『マエスタ』などゴシック様式の絵画や、重要な祭壇画(マリアとキリストを祭る絵)を残しています。また、ステンドグラスや壁画なども創りました。
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マエスタ(荘厳の聖母) シエナ大聖堂付属美術館 |