チマブエ

ジョット


シモーネ・マルティーニ

ドゥッチョ

ピエトロ・ロレンツェッティ

アンブロジョ・ロレンチェッティ

ファブリアーノ

ロレンツォ・モナコ

フラ・アンジェリコ


マサッチオ

パオロ・ウッチェロ

フィリッポ・リッピ

ヴェロッキオ

ピエロ・デラ・フランチェスカ

ペルジーノ

ギルランダイオ

フィリッピノ・リッピ

 

ペルジーノ
(Perugino)(1446年 - 1523年)

 ペルジーノは、1446年、ペルージャ近郊に生まれました。ペルジーノの本名はピエトロ・ヴァンヌッチといいます。「ペルジーノ」は「ペルージャ人」を意味しています。ペルジーノは15世紀に活躍したウンブリア派を代表する画家の一人です。
 ペルジーノが行った最も大きなことは、ボッティチェリ、ギルランダイオと一緒に、バティカンのシスティーナ礼拝堂の壁画を担当したことです。ペルジーノは、この壁画制作でリーダーの役割をしており、ラファエロの師だったとも言われています。
 ペルジーノの絵画は、美しく、上品な表現が特徴です。主にフィレンツェのピッティ美術館にある『マグダラのマリア』は、これが宗教画だと忘れさせるほど美しい女性像なのです。
 フィレンツェ派とウンブリア派の融合によって、美しいくありながら、あいまいさも残す、やさしい独自の様式を成立させました。弟子であるルネサンス三大巨匠の一人、ラファエッロの作風に大きな影響を与えました。
 ペルジーノの初期の活動は分からないのですが、最初はペルージアで絵画を勉強し、その後ヴェロッキオの工房で助手をしていたといわれています。また、ウンブリア派の巨匠ピエロ・デラ・フランチェスカの影響も見られます。
 その後、落ち着きのある風景や、やさしさを合わせ持つ聖母子像が人気で、約20年間国内で一番注文を受ける画家として活躍しました。
 現存する作品数は130点程あり、大規模な壁画装飾や祭壇画、聖母子像、聖人像など宗教画がほとんどです。また、ギリシア神話の絵や自画像、肖像画も残されています。

マグダラのマリア
ピッティ美術館

閉じる

Copyright (C) 2006-2007 Information Design Team. All Rights Reserved.ThinkQuest@JAPAN2007