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フードロスの仕組み ~海外理解と自国理解
取り巻く環境
企業
消費者 
 商品設計   受注・発注  生産 販売

ここで企業のフードロスに注目します。私たちは4社の企業を訪問しお話をしました。

企業が商品を消費者まで届ける過程は一般的に次にようなものです。
商品設計→受注・発注→生産→販売

企業と消費者の関係性について考えていきます。

  販売


 販売段階でもたくさんのフードロスが生じます。

店頭で売られたが1/3ルールで賞味期間は過ぎていないのに回収され捨てられてしまったもの、

店頭に並ぶことができず生産から消費に至るSP倉庫(中間の流通段階における商品の保管施設)で眠って捨てられてしまうもの、が大量にあります。



フードバンクに寄付するという選択肢はないのかと尋ねたところ簡単に寄付できない原因が2つわかりました。

1つはフードバンクの規模が小さいので、企業内で生まれる食べられる食品を回収しきることできないこと、もう一つは社内ルールがまだ決まっていないことや商品を無料で渡すことで消費者がはなれてしまう恐れがあるということです。

フードバンクはフードロスを解決する有効な手段だと考えていましたが、現実はそう簡単に寄付してフードロスが解消されるという単純なものでなかったことに気づかされました。

ここでは、消費者も直接的に関係してくるのではないでしょうか。
例えば、商品を手に取る時、つい奥に手が伸びていませんか
賞味期限がより遠く設定されている、商品棚の奥から選ぶ人も少なくないのではないでしょうか。これは1/3ルールで回収されてしまう商品を増やしています。
これもフードロスの一つです。



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メールochafoodloss@gmail.com