自転車活用推進法
自転車活用推進法
自転車保有台数の増加や多様化が進む中、2017年5月に「自転車活用推進法」が施行されました。これは国として自転車の「位置づけ」を定めた初の法律で、同法の施行により「国全体で自転車の活用を推進する」とはっきり定義されたいえます。では、この施行により、自転車の利用に関して何がどのように変わるのでしょうか?
出典 自転車活用推進法- 国土交通省
http://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-council/bicycle-up/01pdf/08.pdf
目的
同法は「自転車の活用を総合的・計画的に推進」するための法律です。
ではなぜ今自転車の利用を促進する法律が整備されたのでしょうか?
それは自転車が、私たちや環境にさまざまなメリットをもたらすからだと推測します。
自転車利用によりもたらさせるメリットにはどんなものがあるかというと、
・環境に優しい(二酸化炭素を出さない)
・交通渋滞の緩和
・健康に良い
・災害時の活用
などが挙げられます。
基本方針
同法第八条「基本方針」の内容を挙げます。
1.自転車専用道路等の整備 | 2.路外駐車場の整備等 |
3.シェアサイクル施設の整備 | 4.自転車競技施設の整備 |
5.高い安全性を備えた自転車の供給体制整備 | 6.自転車安全に寄与する人材の育成等 |
7.情報通信技術等の活用による管理の適正化 | 8.交通安全に係る教育及び啓発 |
9.国民の健康の保持増進 | 10.青少年の体力の向上 |
11.公共交通機関との連携の促進 | 12.災害時の有効活用体制の整備 |
13.自転車を活用した国際交流の促進 | 14.観光来訪の促進、地域活性化の支援 |
主に自転車専用道路や通行帯の整備、シェアサイクルの整備、自転車競技施設の整備、交通安全教育および啓発などの施策を定めています。
出典 自転車活用推進法の施行について- 国土交通省
http://www.mlit.go.jp/road/bicycleuse/pdf/about.pdf
では、同法の施行で私たちの自転車利用環境が今後どう変化するのか?考察してみました。