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災害と自転車

東日本大震災時「自転車」の役割が大きく見直されました。

被災地では道路が寸断され、インフラが途絶し、燃料も手に入らなくなった中で、「自転車」が人々の移動や輸送の手段として大活躍したのです。

被災地では自転車の利用により、徒歩に比べると大幅に行動範囲が広がり、連絡や輸送など重要なツールとになっていたそうです。 首都圏でも、多くの帰宅困難者があふれ、その帰宅の足として自転車が売り切れというニュースが多く報道されました。 長い距離を徒歩の何倍も楽に移動できる、そしてガソリンなどのエネルギーを必要としないという事で、その価値が再認識されたのです。

災害に強い自転車

被災地では、亀裂のはいった傷んだ道路や、瓦礫などのゴミが散乱したする中を走行するため、自転車の故障が多く発生します。 現地では自転車整備士が足りずに、多くのボランティアが駆け付けたことも話題になりました。

一番の問題はやはり「パンク」です。パンク修理キットの常備や、簡単な修理方法についての知識を持ち合わせことも重要です。 そんな中「パンクしない自転車」が注目を浴びました。 東日本大震災時に、堺市が仙台市に送ったパンクレスタイヤの自転車がとても重宝したそうです。阪神淡路大震災の経験が生かされていることを感じます。

災害時の自転車活用に向けた取り組み

東京都品川区は災害時にシェアサイクルを活用する協定を運営会社のドコモ・バイクシェア(東京・港)と結びました。 4月から臨海部の港、中央など7区とシェアサイクルの相互乗り入れ事業を始め、区内に約30カ所あるサイクルポートの自転車を、災害時には区職員に限定して開放するそうです。 自治体や会社組織などが従業員のために、災害時に利用可能な自転車の確保に積極的に取り組むのは素晴らしいことだといえます。

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