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一般的な認識は?

では、利用者はどう考えているのでしょう?自転車は原則車道を走行するという認識は、一般的にもだんだん浸透しているようで、以前のように「車道を走っていたらクラクションを鳴らされた」というような理不尽な扱いを受けることは少なくなってきているようです。

意識調査

自転車利用の認識については、さまざまな機関で意識調査(アンケート)が実施されています。その中から自転車走行場所についてを抜粋します。

東京都 自転車・歩行者の利用実態

東京都が東京都全域(島嶼部を除く)で東京都在住の男女1500人に行った結果では、自転車利用者の半数が、歩道を走行すると回答しています。

Q23.自転車で、通常、主としてどこを走りますか。

出典:東京都都市整備局 - 自転車・歩行者の利用実態 Webアンケート調査結果速報 http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/kiban/suishin_kaigi/pdf/wg_douro_10.pdf

自転車の走行場所が車道という認識はあるのに、歩道を走行する人が多い。この矛盾はどうして起こるのでしょうか? 当該アンケートでは、「自転車で走るのは 主として)歩道」と答えた人にその理由を尋ねており、 一番多い理由は 【車道を走ると怖いから】で67.7%となっています。

歩道走行が全面禁止されたら?

月刊交通 2015年5月号 発行:東京法令出版/推薦:警察庁交通局/編集:道路交通研究会 に
「歩道通行が禁止になったと仮定した場合の通行位置に関するアンケート」 というとても興味深いものがありました。

つまり、自転車は車道走行だが、もし歩道走行が完全禁止にされた場合、それでもあなたは歩道を走り続けるか?と質問しているのです。
結果、女性は80%、男性も64%が、たとえ歩道走行が道路交通法違反になったとしても歩道を走り続けると回答しました。更に、この質問を自転車に子供を同乗させているかで分類すると、歩道走行希望は85%になっています。

出典:月刊交通 2015年5月号 発行:東京法令出版/推薦:警察庁交通局/編集:道路交通研究会

私たちの意見

自転車走行場所の認識について、校内での調査も検討しましたが、学生のみ(自動車免許を取得していない者)に偏るため、 ここでは東京都都市整備局のアンケートを例として活用させていただきました。
自転車は車道走行との認識はあるのに、実際には歩道を走行している。この意識と行動のかい離はなぜ起こるのか? 一番の理由となっている、【車道を走ると怖いから】が示す通り、自転車が車道を走る環境が整っていないことが原因だと考えます。
また、自転車走行可の歩道とそうでない歩道があること。 原則として「自転車歩道通行可」の標識のない歩道を通行してはいけないことへの意識の問題と考えます。

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