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地域によって支援に格差がある

ネットで外国にルーツを持つ子が集まる教室を見つけたけど、家の近くになくて通えなかった。

近所には母国の専門学校がないから日本の学校に行くしかなくてつらい。



Today現状はどうなっているの?



Solutionどういう解決策があるの?

自分の学校に日本語を教える先生がいなくても支援を受けられるようにする

拠点となる学校を設けてそこから指導教員を派遣する方式」か、もしくは「移動するのは指導者でなく子どもたちで、拠点となる学校に子どもたちを集めて初期的な日本語教育を短期集中で指導する方式」を設ける。 しかし、前者では一日のうちに一人の先生が複数の学校を回ることになるので、移動時間にコストがかかったり一人当たりの支援時間数が短くなってしまう。 後者では同じ境遇にある子どもと出会うことができ、孤独感が解消される一方で、電車やバスが充実していない地域だと親の送迎が必要になるため、車の運転免許を持っていなかったり、親が働いていて忙しい家庭は通うのが難しい。 また、このような方式でも対応できない場合は情報通信技術(ICT)を利用してスクールや塾の授業をライブで配信することも解決策として考えられる。 田中宝紀 「日本語がわからない子ども、「この学校に1人だけ」43%-外国人散在地域の子どもの日本語教育をどうすべきか考えた」 NPO法人青少年自立援助センター/YSCグローバル・スクール/田中宝紀 (IKI TANAKA), 2016年2月3日 より)

拠点となる学校を設けてそこから指導教員を派遣する方式
拠点となる学校に子どもたちを集めて初期的な日本語教育を短期集中で指導する方式


散在地域の教員同士が事例を共有・相談しあえるようにする

散在地域での支援が充実しない理由として、教員や学校も対応の仕方がわからず戸惑ってしまうことが挙げられる。 少数の教員だけで問題を抱え込んでしまうため、事例の積み上げや一般化が進まず、教員間での問題解決のための方策の共有が難しい。 結果として、別の学校にまた一人外国にルーツを持つ子どもがやってきても前例が共有されていないので対応に困ってしまうのだ。 教員らによる研究会等も立ち上がりにくい。 そこで、散在地域の学校同士で集まろうという動きもみられ始めた。 例えば、「岩手大学国際交流センター地域日本語教育支援事業-日本語学習支援ネットワーク会議in IWATE」では、地域性の共通する東北地方全体で関係者が話し合い共に考える機会を持ちたいと考えた有志が集い、実行委員会を組織している 内海由美子 ・ 横沢由実(2008)『日本語指導が必要な外国人児童生徒散在地域における支援のあり方について ―「日本語学習支援ネットワーク会議07 in YAMAGATA」の開催から見えてきたこと―』(CORE) より)



Opinion私たちの意見

ゆう

自治体ごとに差が出ないように政府がまとめて対応をそろえるべきだと思う。 子どもや保護者の孤独感を解消するために、 週に一時間×何回かだけでも市内や県で外国にルーツを持つ子どもたちの教室を開催(授業時間でも放課後でも)

ひなた

散在地域で支援を行うためには予算を確保する必要があるし、 難しい課題も多いと思うけど、逆にそこを重点的に支援することで地域おこしにもつながるんじゃないかな。

まあや

支援教室や教えられる先生がいなくても、オンラインであったり、動画配信サイトなどを手厚くサポートするべきだと思う。

りお

政府が、散在地域にも支援が行き届くように地域と連携したり、 オンライン授業などがあったら教室に通う必要もないから支援の格差は無くなるだろうし、 全国の自分と同じ境遇にいる子たちにも出会えるいい機会になると思う。

ふたば

国全体としての日本語支援の方針が決まっていないと、自治体の力だけではうまくいかないこともたくさんあるよね。 日本にはそういう法律はないのかな?



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