部活での上下関係の厳しさにはびっくりした。
先輩に空気が読めないことしちゃったのかな…
Today現状はどうなっているの?
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化粧やピアスをして学校に来るなど日本の学校では禁止されていることをやってしまって周囲から奇異の目で見られることがある。
日本の学校では特に同調圧力が強く、そのような少数派の子どもに対して個別に対応するのではなく、むしろその異質性を極力排除する傾向にある。
( 志水宏吉(2002)「学校世界の多文化化―日本の学校はどう変わるか」宮島・加納弘勝(編)『国際社会 2 変容する日本社会と 文化』東京大学出版会、76-77 より)
メイクやピアス辞めないと、みんなに仲間として受け入れてもらえないからしょうがなく周りのみんなに合わせてた。
( 太田晴雄(2000)『ニューカマーの子どもと日本の学校』国際書院 より) -
日本の学校独自のルールを知り、不安になる。
学校におやつを持って行かれへんのが、一番嫌やったな。 1 回チョコ持って行って、食べてて、なんかみんな集まってきたから、 こうやって渡して、先生に怒られてたの、結構ある。最初の頃。 2週間目か3週間目ぐらい、知らんかった。
( 矢元貴美(2018)『フィリピンにルーツを持つ子どもたちの困難―日本の学校で学ぶ子どもたちに焦点を当てて―』p.7(宮城学院女子大学機関リポジトリ) より) - 給食では、ふだん家庭では口にしない味噌汁や納豆など苦手な食事が出ても、全部食べるように指導される。
- 「週末は家族揃って自宅でくつろぐ」という慣習がある社会で育った子どもは、学校行事を休み、家族の時間を優先することがある。 また、厚い信仰心を持つ外国籍の親であれば「日曜日は教会に行く」等の理由で、学校行事や部活動への欠席を促すことも考えられる。 ( 学びの場.com「意外と知らない"外国につながる子ども"(vol.1)日本語指導が必要なのは外国籍の児童生徒だけじゃない!」 2017年12月6日 より)
Solutionどういう解決策があるの?
違いに配慮した給食を提供する
文化や宗教上の理由によって日本の給食が食べられない子のためにその事情に配慮した給食を提供する動きも出てきている。
クラスメイトも楽しく違いを理解する
異なる文化、特に食文化を理解するために興味深い取り組みを行っている小学校がある。
横浜市立南吉田小学校では総合学習の授業で、タイの伝統的なデザート、ゲーンブアットを作った。
実は、このクラスの担任の先生もタイにルーツを持っていて、この授業も子どもたちが先生のルーツを知りたいと提案したそう。
このような実際の体験を通して異文化を理解する授業は、当事者の子どもだけでなく、クラスメイトの子どもたちにとっても実りのあるものになるのではないだろうか。
これがタイの食べ物なんだなって。もっと知りたい、調べてみたいという気持ちが湧きでてきて好きになりました。
(授業に参加した児童)
(
NHKハートネット福祉情報総合サイト「外国ルーツの子どもたちと作る学校」,2020年05月07日
より)
私たちにはなじみのないことに、子どもの頃からなじんでいる。
公立のインターナショナルスクールのような感じで、新しいと感じました。
(児童の保護者)
(
NHKハートネット福祉情報総合サイト「外国ルーツの子どもたちと作る学校」,2020年05月07日
より)
本人や保護者に事情をよく聞いてみる
規則だからダメだと突っぱねるのではなく、本人や保護者とよく話し合うことも大切だ。
日本語がうまく通じない場合は通訳などを介して話すことが理想的。
Opinion私たちの意見
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水泳の時間は宗教的な理由で水着は着られないんだけど、 周りの子にはなんでって思われている気がする…