通信の仕組み

移動通信が4Gから5Gへアップデートされる主な理由は、インターネットでやり取りされるデータ量の増加によるものです。ただ、この「インターネット」とは何なのか疑問に思った方も多いのではないでしょうか。 インターネットの定義は様々ですが、広義に解釈すれば複数のコンピュータ同士を繋げるという事そのものであります。しかし、繋げると言っても近くにあるならば両方のパソコンにケーブルを挿せば簡単ですが、私たちのインターネットは世界中のコンピュータを繋げる必要があり、多様な技術によって成り立っています。 このページでその技術について、理解を深めて行きましょう。

インターネットにつながる仕組み

YouTube YouTube Googleが提供する動画共有サイト。基本無料で動画を視聴することができる。 を例として、普段私たちが動画を見る際どのようにデータが携帯端末へ送られているのか見ていきます。

① データセンター

動画は0と1の羅列 二進法 二進数 数値を0と1のみで表す方法のこと。主にコンピュータの計算で用いられる。 としてこの施設に保管されており、携帯端末やパソコンなどから要求があると情報が送信されます。インターネットを介して提供されるサービスではデータセンターで集中的に情報が管理される事が多いです。

② 海底ケーブル

海底を這う海底ケーブルが、日米間の通信を成り立たせています。

③ 中継所

海底ケーブルで送られてきたデータを中継し、各自のスマホに一番近い 基地局 基地局 インターネットなどのデータを電波に変換してスマホなどに送信するための施設。 にデータを伝達します。

④ 基地局(電波塔)

送られたデータ(ここでは動画)を電波に変換して、私たちの携帯へ送信します。実は、インターネット通信で技術的に最もネックとなるのがこの電波で通信する部分で、4Gから5Gへの変化の主役です。

⑤ スマートフォン

電波から読み取れる情報を解釈することでスマホは動画を画面で再生します。

まとめ

このように遠くにあるコンピュータ同士はやりとりしており、そして5Gとは「移動するコンピュータ」のための新しい技術です。今回は5Gを理解するためのサイトということで、データの通るルートに焦点を当てて説明しました。他にもインターネットを成り立たせるために、個人情報を守るための暗号化の技術など様々なものがあります。興味があれば自身で調べて知見を深めて見てください。