インフラの具体例
以下にインフラの具体的な名称を上げていきたいと思います。
道路・橋・トンネル・上下水道・ダム・鉄道・砂防・
送電線・河川・公園・空港・病院・公営住宅・宮内庁施設・
信号機・ガス供給網・通信網・
ゴミ処理施設・治水施設
などなど、例を挙げれば切りがありませんね。
分類
一緒くたにインフラといっても分野や対象が違うと、誰もが日常的に利用するとは限りません。
そこでインフラは以下のように分類わけされています。
【生活インフラ】
病院・学校・公園・福祉施設
老朽化が進む学校
公立小中学校は第二次ベビーブーム期に建設されたものが多く、老朽化が進んでいます。
公立小中学校の約9割が地域の緊急避難場所になっています。
そのため、早急に老朽化対策に取り組む必要があります。
また実際に、天井が一部落下するなどの損害も昨年だけで20,000件も報告されています。
大事故につながる前に耐久度調査を行い、改修工事を進めることが大切です。
【交通インフラ】
鉄道・バス・航空機・道路・トンネル・線路・橋
老朽化が進む橋梁
日本では約73万本の橋が設置されています。そのうち地方自治体が所有している橋は9割を超えています。
建設後50年を経過した橋は2022年現在、35%あるとされています。更に10年後には60%にもなるとされています。
地方自治体では人材不足が深刻化しています。まずインフラについて専門性を持った人材を確保することが老朽化対策の第一歩になると考えています。
【産業インフラ】
鉄道・道路・上下水道・通信施設・港湾・
建設機械・農業機械・エレベーター
人材・費用の確保
上下水道は高度成長期に多く整備されました。時が経ち老朽化している施設は増えていますが、 自治体などでは経済状況などから整備費用が削減されています。 整備費用の確保や人材育成をしていかなければならないと考えています。
【エネルギーインフラ】
発電所・送電ケーブル・ガソリンスタンド
【空間インフラ】
沿岸部に設けられた水門・排水機場・河川に設けられた橋や堤防
【通信インフラ】
電話回線・ファイバー網・携帯電話基地局・通信会社の拠点施設
【ネットインフラ】
インターネット通信回線・プロバイダ・ルーター
【ITインフラ】
パソコン・サーバー・ストレージ・アプリケーションサーバ・スマホ・タブレット
現代社会
このように『インフラ』は様々な業種や業界などでつかわれてきました。
もともと『インフラ』は『社会全体が共有しているもの』という意味で
つかわれてきました。
そこから意味が転じて現在では
『会社内で共有しているもの』という意味でもつかわれることが多くなってきました。
現代では、ビジネスシーンにおいて、横文字が使われることはよくあることですよね。
また、『インフラ』の前頭にその分野の象徴となる単語をつけることも派生表現の特徴の一つですよね。