老朽化問題
【インフラの具体例】で挙げた通り、インフラには様々な種類があり、整備されています。
インフラを整備するには、鉄やアルミなどの金属、コンクリート、プラスチック、ガラスなどの人工素材を多数使います。
そして使用された人工素材はいずれ朽ちて劣化してしまいます。
素材 | 金属 | プラスチック | コンクリート | ガラス |
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使用例 | 家・ビル | 車両用部品 | 道路・橋 | 窓ガラス |
橋 | 合成接着剤 | 防波堤 | ディスプレイ | |
線路 | 建築材料 | 水処理施設 | ガラス繊維 |
また、経年劣化だけでなく地震や台風などの自然災害により老朽化が進行してしまっているといった側面もあります。
老朽化の原因
日本にもともと整備されていたインフラは、第二次世界大戦の影響によって壊滅的な状態となってしまいました。
しかし、1954年から1972年まで続いた高度経済成長期と1964年に開催された東京オリンピックによって
インフラが急速に整備されていきました。
当時(約60年前)、集中的に整備された結果、
行政も手が回らないほど老朽化も集中してしまっているということです。