家庭でできる感染防止策

調理器具は意外と汚れているため要注意

包丁(1cuあたり)    10〜100万個の菌が付着
まな板(1cuあたり)   1000〜1万
ふきん(1cuあたり)   1万〜1億
スポンジ(1個あたり)  1億〜100億
たわし(1個あたり)   1億〜100億

包丁

  • 隅々まで洗う
    洗うとき柄の部分や刃との境目は盲点になりがちです。
    よく洗い、水気をふきとりましょう。
    肉や魚を切ったときは消毒のため熱湯をかけるのがいいです。
    乾燥も早いので一石二鳥。
    このとき、熱湯をかけるくらいなら、熱で刃の切れ味が悪くなることはありません。

まな板

  • しっかり!!こする
    表面についた包丁による傷には大量な数の細菌が潜んでいます。
    こまめにしっかり洗うことが大事です。


  • 熱湯をかける
    包丁と同じように、洗った後まんべんなく熱湯をかけると消毒にもなり早く乾きます。


  • 一番大事!!乾かす
    洗い終わったあと、清潔なふきんで水分をふき取り、風通しのよいところで乾かしましょう。
    このとき、細菌を増やさないためにも、日光が当たるところのほうが好ましいです。
    いくらきれいに洗っても、伏せたり重ねたりすると乾燥しにくく、細菌が増殖する恐れがあるので避けましょう。


  • 漂白・殺菌
    月に一度は、洗い桶などに漂白剤を薄めた液を作り、その中にまな板をつけて漂白・殺菌しましょう。
    液に浸したふきんで包んでおくと、まんべんなく漂白できます。
    漂白・殺菌後は、漂白剤が残らないようにしっかり洗いましょう。
    漂白剤を使わないのであれば、アルコールで消毒するのもひとつの手です。
    その場合は、濃度が下がらないように、洗ったまな板の水気をしっかり取ってからアルコールをスプレーしましょう。


  • 両面を使い分ける
    片面は魚用、もう片面は肉用、など使い分ければ、においや菌が移らないため衛生的です。
    同様に、野菜用、パン用なども使い分けると安心です。


  • 使うときはぬらしてから
    乾いたものを切るとき以外は水でぬらし、清潔なふきんで拭いてから使いましょう。
    汚れやにおいがしみこみにくくなり、取れやすくなります。


  • まな板の上には物はおかない
    まな板の上にこれから使う材料、調理器具などを、不用意に置いてはいけません。
    そこから細菌が入り込み、汚染されてしまいます。

ふきん

  • 毎回洗う
    ふきんは細菌の住処です。
    ふきんは毎回必ず洗い、よくすすいで乾かしましょう。
    洗わずにふきんを使うと、増殖した菌のせいで、食中毒を引き起こす可能性があります。


  • 乾かす
    洗ったふきんはしっかり絞ってすぐに干しましょう。日光に当てると殺菌効果があるため、日当たりがいいところに干すのが好ましいです。
    乾いたら、清潔なところにしまいましょう。


  • 漂白・殺菌
    まな板と同様に、漂白剤を薄めた液につけておきましょう。
    そのあとしっかり、洗い流します。

スポンジ・たわし

  • よくすすぐ
    洗剤には汚れを落とす力はあっても殺菌力はありません。
    スポンジに洗剤が残っていると菌にとっては栄養になり、細菌が増える原因となってしまいます。
    泡が出なくなるまでよくすすいで、乾燥させましょう。


  • 乾燥させる
    日光に当てて乾かしましょう。
    複数、スポンジやたわしを用意して、交代で使うと衛生的です。