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中学生でも作れるよ! 身近な素材で簡単手作り!
小型風車制作記
実験方法
EXPERIMENT - METHOD
ブレードの作成
完成した風洞に、風速2〜7m/sの風を流し、風車にあてます。風は、ハニカムにより整流されているので層流の状態で計測できます。
計測
本実験では参考に翼の回転数を計ります。
{ハブダイナモの性能は、タイヤ径が26インチで時速15kmのとき、定格電圧 6V、定格出力2.4 Wで1分間に約120回転(120rpm) }
風洞から出る風を風速計で計り、2~7m/sの風に調整します。そして、出力電力を記録します。
写真右下(風速計)、写真右上(回転数計)で
どちらも2000円〜3000円程度で購入出来ます。(秋葉原電気街)
写真左は回転計での計測風景です。
風速2〜7m/sごとに出力電力を測定します。(テスター)
平板のブレードハブダイナモ風車の風速と出力の関係
トンボの羽根型ブレードハブダイナモ風車の風速と出力の関係
ブレード
平板型ブレード(蝶の羽根型)
P.P板(厚さ2.5mm)を用意し、幅10p×長さ35pのブレードを作成。 (質量25g)
カッターで正確に切断し、熱湯につけて 先太部分を曲げます。本実験では、事前に木型(こたつの脚のようなもの)を用意し、それに温めたP.P板を押し付け整形します。
トンボの羽根型ブレード
平板型ブレードと作成条件は同じです。ブレードを折り曲げることでギザギザにします。
風洞実験(レイノルズ数の変化) @
平板型とトンボの羽根型の風速 Uが2m/sの時の写真。 レイノルズ数 Reは76となり、ぎりぎり層流とみられます
。
風洞実験 (レイノルズ数の変化) A
風速を上げて U=4m/s、Re=152のときの写真。
カルマン渦が後方にうっすら見えます。
さらに風速を上げて U=7m/s、Re=266にして
みましたが、なかなか完全な乱流にはなりませんでした。
参考書によると、レイノルズ数が2000ほどにならないと
乱流に変化しないらしいです。
今後の展望
本実験により、平板6枚羽根型ブレードよりも優れた
トンボの羽根型ブレードができたので、これにプラスして風レンズを付けた風力発電機を制作しました。
この風車で風力発電大会に出場し、上位入賞を果たしたいと思います。
トンボの羽根+風レンズ型風車で発電した電力は、2000mWを超えているので、全波整流回路 で交流から直流に整流し、携帯電話やUSB機器に充電出来るように新たなシステムを作りました。
また、防災用ライトとして充電池に電力を貯めることの出来る蓄電LEDライトを作りました。
追記
最終的には、より発電効率が上がるように、
集風装置とウイングレット付のブレードを
作成して、大会に臨みました。
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