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中学生でも作れるよ! 身近な素材で簡単手作り!

 生物模倣 BIOMIMETICS

生物模倣の一部を紹介します。

トンボの翅

トンボの翅のギザギザが小さな渦を生み出し、低風速時の飛行を安定させる仕組みがあります。これを利用して風車の羽根やクーラーの羽根の形に利用されています。日本文理大学で研究が進められています。

蝶の翅

「アサギマダラ」という蝶の翅を模した扇風機 が販売されています。これは 翅の中央に「くびれ」をつくることで、「渦」の剥離位置をかえることができるようです。

カモメの翼

羽ばたく動きが少なくても遠くまで移動できる「カモメ」の羽根を模した扇風機が販売されています。ブレードの厚みを変化させてカモメの羽根を再現しているようです。

カエデの種子

楓の種子は、ゆっくりくるくる回りながら落ちてきます。これは、回転しながら細かい渦を発生させ、揚力を生み出し、滞空時間を稼ぐというものです。
福島大学で研究が進められています。

作品例


 僕が以前、国立科学博物館で開催されていた「 自然に学ぶネイチャー・テクノロジーとライフスタイル展 」に行って、閃き、作った作品です。地中の安定した温度を利用して、地下にパイプを通し、空気循環させて、快適温度の空気を家屋内に引き込みます。動力源は太陽光です。


 サバンナ地域の気温は、昼間50℃、夜は0℃。こんな環境の中でも、シロアリの巣の中は、30℃に調節されています。その秘密は、巣の材料である土にあります。土にある小さな隙間が湿度を一定に調節します。 


 シロアリの巣が持っている、湿度・温度を一定に保つ機能を持つ仕組みを住宅づくりに応用しました。「電気のいらない」快適な空気環境を作ることを目標にします。 (K)



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