僕が以前、国立科学博物館で開催されていた「 自然に学ぶネイチャー・テクノロジーとライフスタイル展 」に行って、閃き、作った作品です。地中の安定した温度を利用して、地下にパイプを通し、空気循環させて、快適温度の空気を家屋内に引き込みます。動力源は太陽光です。
サバンナ地域の気温は、昼間50℃、夜は0℃。こんな環境の中でも、シロアリの巣の中は、30℃に調節されています。その秘密は、巣の材料である土にあります。土にある小さな隙間が湿度を一定に調節します。
シロアリの巣が持っている、湿度・温度を一定に保つ機能を持つ仕組みを住宅づくりに応用しました。「電気のいらない」快適な空気環境を作ることを目標にします。 (K)