眠れない
眠れない…つまり不眠、なわけなのだけれど。
これには『ストレス』が深く関係しているらしいよ？
ストレス？
うん。ストレスによって眠れなくなる不眠を、『ストレス性不眠障害』と言うんだけど、
精神的なストレスを受けると、脳が興奮して、ノルアドレナリン（ノルエピネフリン）やドーパミンが分泌されるんだ。
そうすると大脳が熱を帯びて来て、とても脳を休められる態勢にはならないんだ。
また、ストレスは交感神経を活発にはたらかせ、リラックスさせる副交感神経のはたらきを阻害する。
この副交感神経が上手くはたらかないことによって、不眠の原因となってしまうんだ。
なるほど‥‥。
また、仮に過度なストレスを受けたまま寝床につくと、レム睡眠が多くなり、深い睡眠は摂れないから、睡眠の質が下がってしまうんだ。
‥‥。
じゃあどうすればいいの？
一応、一般的なストレスの解消法は、
-
逃避…現実逃避する。
例)引き篭もる -
合理化…自分に都合のいい理由で自分を正当化する。
例)あの男は自分にはつり合わないなどと考える。 -
攻撃…物などに八つ当たりをする。
例)机を叩く -
同一化…憧れの人の真似をする。
例)好きな芸能人と髪型を真似る。 -
補償…その代わりになることで埋める。
例)スポーツが苦手なので勉強をして評価を上げる。 -
昇華…好きなことをしてストレスを解消する。
例)ゲーム・スポーツなど、好きなことをして解消する。 -
抑制…忘れようとする。
例)テストで悪い点を取ったことはもう自分の記憶ではない、と思おうとする。 -
退行(対抗)…子供返りをする。
例)だだをこねる。
って感じなんだよね。
‥‥。なるほど。…でもあんまり好きじゃないな、攻撃とか。
それに、『昇華』ってあるけど、これって結局、寝る前にゲームとかをしたら
眠れなくなっちゃうよね。意味無いじゃん。
まぁ、…ねー‥‥。
どうすんの？
まぁ、置いといて。『眠れない』原因はそれだけじゃない。
うん？
『眠れない』と答えた生徒のほとんどが、昼や授業中、そして夕方に仮眠をとっているというデータがある。
‥‥ほう。
酷い場合は昼夜逆転もある。これは不登校の原因にもなる。
仮眠をとることで、本来寝なきゃいけない時刻に眠れない、という生活リズムに身体が慣れて来てしまうと、もとに戻すのもなかなか難しいんだ。
なるほどー‥‥。
つまり、先ほどのストレス、そして仮眠の問題に関しては、どちらも『眠りやすい環境を作る』ことが大切なんだよ。
リラックス出来る環境だね。
うん。その他、眠りやすくするためには色々な方法があるんだ。
それが、『理想的な睡眠』に載っていた、『快眠のコツ！』なんだ。
これ？…あぁ、あー！
これが解決策だよ。これを工夫して、１日でも行うと違うんだ。
１日早寝が出来れば、次の日も眠くなる。身体が正しい生活リズムにだんだん戻ってくる。深呼吸もするといいみたいだね。
なるほどー！じゃあ、解決策！
解決策
- 『快眠のコツ！』を参考に、眠りやすくする努力をしてみる。
- 昼や夕方になるべく仮眠をとらないようにしてみる。