地球温暖化は気温を上昇させるだけでなく海面も上昇させ、生態系や農業にも影響をもたらします。
その中でもおもな影響は、5つ考えられます。
世界の年平均気温は、100年につき約0.6度の割合で上昇していて、
過去100年間では0.3〜0.6度上昇しています。
過去のデータから推測すると、100年後の年平均気温は約2.0度上昇すると考えられています。
これは、これから地球温暖化がどんどん進んでいくという意味だと思われます。
温暖化により北極などの氷が溶けて、海面が上昇し島が沈んでしまったり、
ペンギンなどの北極や南極にすむ動物たちのすみかが少なくなってきています。
また、台風や地震の際に起こる洪水などの危険性が増すとも考えられています。
気候変化によって植物の生育が妨げられ、農業生産力が低下する恐れがあります。
また、漁業や畜産業への影響も心配されます。
乾燥地ではさらに干ばつが進み、砂漠化を引き起こす恐れがあります。
日本にも水資源への影響はあり、積雪の減少などによって4月から6月に水不足が生じたりします。
異常気象とは、気象にかかわる事柄が、過去30年以内、もしくはそれ以上の長い間に
観測されたことがないくらい多かったり少なかったりすることを指します。
最近で言うと、2004年に10の台風が上陸し、東京では真夏日が70日もあり、
各地で温度上昇がみられました。
この異常気象は地球温暖化によって起きているかどうかはまだわかってないですが、
地球温暖化が進むと異常気象の発生の回数が増えると予想されています。
また2009年は、7月末になっても梅雨明けしていない地域が多くみられました。
九州では月平均雨量を超える量の雨が、集中豪雨として降ったり、
山口では大雨が降って土砂災害が起きた地域があり、亡くなった人もいました。
これも、地球温暖化と関連しているのかもしれないですね。
これだけ多くの影響が現状のまま続いていくとどうなるでしょうか。
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