エコっちゃお!
地球温暖化がこのまま進むとどうなるでしょうか。
1990年の世界の平均気温と比べて2100年までの温度上昇は、
最低でも1.8度、最高で4.0度と予測されています。
これは、2000年までの100年間に上がった約0.7度の2倍以上にもなります。
20世紀の間で世界平均海面水位は17cm上昇していて、
21世紀中の海面上昇は、18〜59cmと予測されています。
これは、水は温度が上がるとかさがふえるという性質を持っているからと、
陸上の氷がとけて海に流れ込むからであるといえるでしょう。
また海面上昇によって、高潮の被害が大きくなる可能性が高くなります。
サンゴの白化や、急激な温度変化についていけない絶滅の恐れがある動植物の増加も考えられます。
さらに、北極の氷がとけると洪水や暴風雨などの極端な気象の回数増加も考えられるので
北極だから日本とは関係ないと考えていてはいけません。
地域によっては利用できる水が増えたり、
気温上昇が3.0度までなら穀物の生産が増える地域もあります。
悪い影響ばかり与えてしまう印象が強いですが、
良い影響を与えることもあり得るかもしれないということですね。
最も不安なのは、病気の伝来です。
もともと温暖な地域にある病気がその病気に対しての免疫がない地域へ移動し、
症状が重くなる可能性があります。
私たちの住む日本にも、そんな病気がやってくる可能性があるかもしれません。
また、私たちとは切っても切れない関係にある食生活にも、影響が及ぶ恐れがあります。
地域によって利用できる水が減って数億人に影響がでたり、
穀物の生産が落ちるということもありえます。
もし日本人の主食であるお米が食べられなくなると、困ってしまいます。
世界中の人々が、地球温暖化の深刻さについて理解することも必要です。
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